Amazon S3 Express One Zone で、単一の API コールを実行してオブジェクト名をアトミックに変更可能に

投稿日: 2025年6月18日

Amazon S3 Express One Zone では、新しい RenameObject API を使用してオブジェクト名を変更できるようになりました。S3 で初めて、データを移動せずに既存のオブジェクト名をアトミックに (1 回の操作で) 変更できるようになりました。

RenameObject API を使用すると、複数のステップからなる名前変更の操作が単一の API コールで完結できるようになるため、S3 ディレクトリバケット内のデータ管理が簡素化されます。同じ S3 ディレクトリバケット内にある既存のオブジェクト名をソースとして指定し、新しいオブジェクト名を宛先として指定することで、S3 Express One Zone のオブジェクト名を変更できるようになりました。この機能により、データの移動を伴わずに、ログファイル管理、メディア処理、データ分析などのアプリケーションを高速化すると同時に、コストを削減できます。例えば、1 テラバイトのログファイル名の変更を数時間ではなくミリ秒単位で完了できるようになったため、アプリケーションが大幅に高速化され、コストが大幅に削減されます。

RenameObject API は、ストレージクラスが利用可能なすべての AWS リージョンS3 Express One Zone ストレージクラスで使用できます。AWS SDK、AWS CLI、AWS マネジメントコンソール、Amazon S3 API、または Mountpoint for Amazon S3 (バージョン 1.19.0 以降) を使用して、S3 Express One Zone の新機能の使用を開始できます。詳細については、S3 ユーザーガイドをご覧ください。