カスタムメトリクスが Amazon CloudWatch Application Signals で利用可能に

投稿日: 2025年8月27日

Amazon CloudWatch Application Signals がカスタムメトリクスをサポートするようになり、デベロッパーと運用担当者はアプリケーションの問題の根本原因をよりスピーディかつ正確に特定できるようになりました。これまでも CloudWatch Application Signals では、障害率、エラー、レイテンシーなどの標準メトリクスを使用してアプリケーションの状態をモニタリングすることができました。今後、アプリケーションの動作に関する詳細情報を提供する独自のカスタムメトリクスを追加し、それらのメトリクスを標準メトリクスと関連付けて、1 つの統合されたビューで確認できます。

Application Signals のカスタムメトリクスを使用すると、サービスに関して重要な情報を提供するアプリケーション固有のメトリクスを定義および可視化したり、新しい [関連メトリクス] タブでカスタムメトリクスを標準メトリクスと関連付けたり、メトリクスの間におけるパターンと依存関係を特定して問題の根本原因を絞り込んだり、インタラクティブな可視化や相関分析を使って特定のデータポイントを分析したりできます。OpenTelemetry Metrics SDK を使用してアプリケーションコードから直接メトリクスを作成およびエクスポートする OpenTelemetry Metrics や、OpenTelemetry Traces SDK を使用してカスタムスパン属性を追加し、メトリクスフィルターを使用してそれらの属性からメトリクスを作成できる Span Metrics を柔軟に使用できます。Application Signals コンソールでは、複数のメトリクスを選択してグラフ化して相関関係を可視化したり、名前、タイプ、その他の属性でメトリクスをフィルタリングしたり、データポイントを選択して相関スパン、主な要因、関連ログを表示したり、相関分析を使って [サービスオペレーション] や [依存関係] から [関連メトリクス] に直接移動したりできます。

カスタムメトリクスのサポートは、Application Signals が利用可能なすべてのリージョンで利用できます。カスタムメトリクスの詳細については、ドキュメントを参照してください。料金の詳細については、Amazon CloudWatch の料金を参照してください。