Amazon Bedrock、Anthropic の Claude モデル向けのキャッシュ管理を簡素化

投稿日: 2025年9月2日

Amazon Bedrock では、Anthropic の Claude モデル向けのプロンプトキャッシュ機能が更新され、Claude 3.5 Haiku、Claude 3.7、Claude 4 のモデルの使いやすさが向上しました。

これまでは、デベロッパーがキャッシュポイントを手動で管理し、再利用するキャッシュセグメントを把握する必要がありました。この簡素化されたキャッシュ管理では、リクエストの最後にキャッシュブレークポイントを設定するだけで、これまでにキャッシュされた最長のプレフィックスが自動的に読み取られます。そのため、再利用するセグメントを手動で指定する必要がなくなり、キャッシュロジックの管理に必要な手間が軽減されます。

さらに、適切なキャッシュコンテンツが自動的に識別されて適用されることで、キャッシュ管理の手間が減るだけでなく、キャッシュの読み取りに使われたトークンは 1 分あたりのトークン (TPM) 上限にカウントされないため、より多くのトークンを利用できるようになります。これにより、マルチターンのワークフローとリサーチアシスタントを構築しやすくなり、パフォーマンスとコスト効率の両方を向上させることもできます。

簡素化されたキャッシュ管理は、本日より、Amazon Bedrock で Anthropic の Claude 3.5 Haiku、Claude 3.7、Claude 4 のモデルが提供されているすべてのリージョンでご利用いただけます。開始するには、Amazon Bedrock デベロッパーガイドを確認し、モデル呼び出し時にキャッシュを有効にしてください。