Research and Engineering Studio on AWS 2025.09 が利用可能に

投稿日: 2025年9月25日

本日、Research and Engineering Studio (RES) on AWS 2025.09 を発表しました。これにより、フラクショナル GPU がサポートされ、AMI 管理が簡素化され、デプロイの柔軟性が強化されます。このリリースでは、リージョンの提供範囲が拡大され、さらに 4 つの AWS 商用リージョンが利用可能になりました。

Research and Engineering Studio on AWS は、管理者が安全なクラウドベースの研究とエンジニアリングの環境を構築して管理するためのウェブベースのポータルを提供するオープンソースのソリューションです。RES を使用すると、科学者やエンジニアは、クラウドの専門知識がなくても、プリインストールされたアプリケーションと共有リソースが用意された強力な Windows および Linux の仮想デスクトップにアクセスできます。

バージョン 2025.09 では、Amazon EC2 g6f インスタンスのサポートが追加され、GPU のフラクショナル化が可能になり、グラフィックを多用するワークロードでより効率的にリソースを利用できます。このリリースでは、AMI ID の Systems Manager パラメータエイリアスのサポートも導入され、プロジェクト固有のイメージの管理が簡単になりました。また、既存の Amazon Cognito ユーザープールとの統合により、デプロイ時の認証設定を合理化できます。さらに、管理者は AWS CloudFormation 外部リソーステンプレートで CIDR 範囲をカスタマイズすることで、ネットワークの計画と既存のリソースとの統合がより簡単になります。

このリリースでは、アジアパシフィック (大阪)、アジアパシフィック (ジャカルタ)、中東 (UAE)、南米 (サンパウロ) にリージョンの提供範囲が拡大されました。詳細なリリースノートやデプロイ手順など、RES 2025.09 の詳細については、Research and Engineering Studio のドキュメントRES GitHub リポジトリをご覧ください。