Amazon Kinesis Data Streams がサポートするレコードサイズが 10 倍に

投稿日: 2025年10月28日

Amazon Kinesis Data Streams は、最大 10 MiB のレコードサイズをサポートするようになりました。これは、これまでの上限 1 MiB の 10 倍です。今回のリリースにより、アプリケーションで既存の Kinesis Data Streams API を引き続き使用しながら、断続的に発生する大きなデータペイロードをデータストリームにパブリッシュできるようになります。今回のリリースに伴い、PutRecords の最大リクエストサイズが 5 MiB から 10 MiB へと 2 倍に増加しました。

Amazon Kinesis Data Streams は、サーバーレスデータストリーミンサービスであり、あらゆる規模のリアルタイムデータストリームをキャプチャ、処理、保存することを可能にします。今回のリリースにより、断続的に発生する大きなレコードを処理するために個別の処理パイプラインを維持する必要がなくなるため、データパイプラインを簡素化できます。これにより、IoT 分析、変更データキャプチャ、生成 AI ワークロードの運用オーバーヘッドが削減されます。ストリームの最大レコードサイズは、AWS マネジメントコンソールを使用して、または AWS SDK や CLI 経由で UpdateMaxRecordSize API を使用して最大 10 MiB までに変更できます。ストリームを設定すると、既存の Kinesis Data Streams API を使用して大きなレコードをパブリッシュしたり、受け取って処理したりできます。この機能を使用しても、Kinesis Data Streams の通常の料金以外に追加コストは発生しません。

今回のリリースに合わせて、AWS Lambda が Kinesis Data Streams から送信される大きなペイロード (最大 6 MiB) をサポートするようになりました。

Amazon Kinesis Data Streams は、こちらに記載されている AWS リージョンにおいて大きなレコードをサポートします。大きなレコードの使用と、一般的なダウンストリームアプリケーションによる大きなレコードの処理について詳しくは、ドキュメントを参照してください。