リファレンスデプロイ

AWS 上の SIOS Protection Suite for Linux

高可用性 Linux クラスターのデプロイを高速化

このパートナーソリューションは、Amazon Web Services (AWS) クラウドに SIOS Protection Suite for Linux をデプロイします。2 つのアベイラビリティーゾーンを持つ仮想プライベートクラウド (VPC) を構築し、プライベートサブネット内の Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) インスタンス上で SIOS Protection Suite を起動します。

SIOS Protection Suite は、AWS 上の Linux 環境でフェイルオーバークラスターを構築する組織向けです。SIOS LifeKeeperSIOS DataKeeperApplication Recovery Kits (ARKs) が含まれます。このソフトウェアは、SAP、SAP S/4HANA、Oracle、およびその他の Linux アプリケーションの高可用性、データレプリケーション、およびディザスタリカバリ (DR) の保護を提供します。 

このパートナーソリューションは、AWS Marketplace で販売されている SIOS Protection Suite for Linux の Bring Your Own License (自分のライセンスを使用) (BYOL) モデルの Amazon マシンイメージ (AMI) を使用します。

 

このパートナーソリューションは、SIOS Technology Corp. と AWS の共同開発によるものです。SIOS は AWS パートナーです。

  •  構築するもの
  • このパートナーソルーションでは以下のセットアップを行います。

    • 2 つのアベイラビリティーゾーンにまたがる可用性の高いアーキテクチャ。*
    • AWS ベストプラクティスに基づくパブリックサブネットとプライベートサブネットで構成される VPC。これにより、AWS で独自の仮想ネットワークが提供されます。*
    • パブリックサブネット内:
      • マネージドネットワークアドレス変換 (NAT) ゲートウェイ。プライベートサブネット内のリソースへのアウトバウンドのインターネットアクセスを提供します。*
      • パブリックサブネットおよびプライベートサブネットの EC2 インスタンスに対するインバウンドの SSH (Secure Shell) アクセスをサポートする Amazon EC2 Auto Scaling グループ内の Linux 踏み台ホスト。*
    • プライベートサブネット内の、SIOS Protection Suite for Linux を搭載したクラスターノード (2 台)。
    • EC2 インスタンスからのログファイルをモニタリング、保存、およびアクセスするための Amazon CloudWatch Log グループ。
    • デプロイを自動化するための AWS Systems Manager ランブック。

    * パートナーソリューションを既存の VPC にデプロイするテンプレートは、アスタリスクが付けられたコンポーネントをスキップし、既存の VPC 設定に誘導します。

  •  デプロイ方法
  • SIOS Protection Suite for Linux をデプロイするには、デプロイガイドの手順に従ってください。デプロイには約 30 分かかり、次のステップが含まれます。

    1. AWS アカウントをまだお持ちでない場合は、https://aws.amazon.com でサインアップしてください。
    2. SIOS Protection Suite for Linux の 14 日間無料トライアルにサインアップするか、SIOS に問い合わせてランタイムライセンスを取得します。
    3. AWS Marketplace で SIOS Protection Suite for Linux on RHEL 7.4 - BYOL Amazon マシンイメージ (AMI) にサブスクライブします。
    4. パートナーソリューションを起動します。次の 2 つのオプションから選択できます。
    5. デプロイをテストします。

    Amazon は、本ソリューションで AWS と協力した AWS パートナーとユーザーデプロイ情報を共有する場合があります。  

  •  コストとライセンス
  • このパートナーソリューションは、AWS Marketplace の Amazon マシンイメージ (AMI) を使用します。さらに、この SIOS Protection Suite for Linux のデプロイでは Bring Your Own License (自分のライセンスを使用) (BYOL) モデルを使用します。ランタイムライセンスを購入するか、14 日間無料トライアルライセンスをリクエストできます。基本ライセンスをインストールする従量制料金 (PAYG) ライセンスモデルを使用するオプションもあります。全機能を使用できるように後からアップグレードする場合は、SIOS の営業担当までお問い合わせください

    このソリューションの実行中に使用した AWS のサービスおよびサードパーティーライセンスのコストは、お客様のご負担となります。このソリューションを使用しても追加コストは発生しません。

    このソリューションには、カスタマイズ可能な設定パラメータが含まれています。インスタンスタイプなどの設定の一部は、デプロイにかかるコストに影響します。料金の見積もりについては、利用する AWS の各サービスの料金ページを参照してください。料金は変更される場合があります。

    ヒント: ソリューションをデプロイした後、 AWS Cost and Usage Report を作成し、関連するコストを追跡します。これらのレポートは、お客様のアカウントでの Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) バケットへの請求メトリクスを提供します。毎月の使用量に基づいてコストを見積もり、月末のデータを集計します。詳細については、 AWS Cost and Usage Report とはを参照してください。