2024 川崎市
川崎市、基幹 20 業務の標準準拠システムの移行先クラウドに AWS を採用し、ガバメントクラウド上に共通基盤やネットワーク環境などを構築
行政機関
概要
最先端の産業都市として日本の経済をリードする川崎市。同市は基幹業務のガバメントクラウドへの移行期限(2025 年度末)を見据えて、アマゾン ウェブ サービス(AWS)を採用し、2023 年度より基本設計を開始しました。検討段階では AWS クラウドエコノミクスで経済合理性を標準化対象の全業務で確認。プロジェクト開始後は、AWS クラスルームトレーニングでテクノロジーの基礎を学びながら、共通基盤の設計・構築や、対象システムの移行を進めています。

課題・ソリューション・導入効果

毎月の標準化対象システムとの定例会議や ASP 業者と情報共有を行いながら、ガバメントクラウドの基本設計を行い、回線を含めた川崎市のインフラ基盤を整備しています
根本 茂 氏
川崎市 総務企画局デジタル化施策推進室 担当係長企業概要
7 つの行政区からなる政令都市。多摩川を挟んで東京都と隣接し、東京へのアクセスが良いことから人口は増加傾向にあり、2024 年 4 月に 155 万人を突破した。古くから産業都市として日本の高度成長を支え、現在は世界的な企業や研究開発機関が数多く立地する国際的な先端産業都市となっている。音楽や美術、スポーツの振興にも力を入れ、大きな音楽祭も毎年開催。スポーツではサッカーの川崎フロンターレやバスケットボールの川崎ブレイブサンダースなどがホームタウンとしている。

取組みの成果
- AWS クラウドエコノミクスによるモダナイズ時のコスト削減試算
- ASP のガバメントクラウド対応方針や国の動向を受け、ガバメントクラウドに移行
- 共通基盤やネットワーク環境、アカウント環境、認証基盤、セキュリティ環境の単独利用方式で構築とファイルサーバーの統合を実現