投稿日: Nov 15, 2017
AWS Step Functions がステートマシンの更新をサポートするようになり、ステートマシンの定義や設定の変更が容易になりました。AWS Step Functions により、視覚的なワークフローを使用して、分散アプリケーションとマイクロサービスのコンポーネントを簡単に調整できます。それぞれ別個の機能を実行する個々のコンポーネントからアプリケーションを構築することで、簡単にアプリケーションをスケールおよび変更できるようになります。Step Functions を使えば、安心してコンポーネントを調整し、アプリケーションの機能を配置できます。
これまでは、ステートマシンに変更を加えたい場合、名前を変更して、さらに対応する Amazon リソースネーム (ARN) を変更するか、ステートマシンを削除し、同じ名前が使用できるよう新規作成しなければなりませんでした。新しい Step Functions API コール UpdateStateMachine を使えば、ステートマシンの設定を変更し、削除せずに同じ名前を使用することができます。これによってアプリケーションの変更および反復が容易になります。すべてのステートマシン実行履歴は、更新前に開始した実行も含め最大 90 日間保持できます。またステートマシンの定義および利用可能なすべての実行における設定済みロールを表示できます。
UpdateStateMachine API コールは、ステートマシンおよび名前付きリソースとしてのアクティビティの定義を含め、Step Functions コンソール、AWS コマンドラインインターフェース (CLI)、AWS CloudFormation をサポートしています。
ステートマシンの更新は、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (アイルランド)、欧州 (ロンドン)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (東京) リージョンを含めた Step Functions が利用できるすべてのリージョンでサポートされています。
詳細については、以下のリソースをご覧ください。
- Step Functions 開発者ガイドの「ステートマシンの更新」セクション
- Step Functions API リファレンスの「UpdateStateMachine」セクション
- Step Functions API リファレンスの「DescribeStateMachineForExecution」セクション
- CloudFormation ユーザーガイドの「AWS Step Functions ステートマシン」セクション