投稿日: Nov 14, 2018
Amazon EC2 Auto Scaling では、サイズ、パフォーマンス、コストの最適化を行うために、さまざまな購入オプション、アベイラビリティーゾーン (AZ)、インスタンスファミリーを単一の Auto Scaling グループ (ASG) 内で組み合わせてインスタンスをプロビジョニングしたり、自動スケーリングさせたりできるようになりました。また、オンデマンドや RI に加えてスポットインスタンスも単一の ASG に含めることができるようになり、コンピューティングにおいて最大 90% の削減が可能です。
今年の初めに EC2 フリートと呼ばれる、さまざまな購入オプション、AZ、インスタンスタイプを組み合わせてキャパシティーをプロビジョニングするための API を発表しました。今回、この EC2 フリート機能を EC2 Auto Scaling で使用できるようになりました。EC2 フリート機能により、使用する EC2 インスタンスタイプ、およびオンデマンド、RI、スポットのそれぞれの購入オプションからキャパシティーのニーズをどれほど満たすかを定義した ASG を作成できるようになりました。最適化と管理は引き続き EC2 Auto Scaling によって実行され、ASG がスケールアウトまたはスケールバックする場合、さまざまなインスタンスや購入オプションを使用した自動スケーリングにより、キャパシティーのプロビジョニングを簡素化し、コストの最適化を行います。また、EC2 Auto Scaling では、ライフサイクルフック、インスタンスヘルスチェック、キャパシティー管理を自動化するためのスケジュールに基づくスケーリング機能が提供されます。
ASG を設定する時に、ASG のキャパシティーを満たすために使用する、オンデマンド、RI、スポットインスタンスのそれぞれの比率を明示できるようになりました。さらに、ASG の設定にインスタンスタイプや、ご希望の RAM、vCPU を数値で指定することもできます。その後、EC2 Auto Scaling はこれらの設定に基づいて、ご希望のキャパシティーを満たす最低価格のインスタンスの組み合わせをプロビジョニングします。
この機能は、現在すべての公開リージョンで利用可能です。EC2 Auto Scaling を使用した、さまざまな購入オプション、アベイラビリティーゾーン (AZ)、インスタンスファミリーを組み合わせたインスタンスのプロビジョニングや自動スケーリングについての詳細は、こちらのブログをご覧ください。