アプリケーションモニタリング (APM) 用の Amazon CloudWatch Application Signals の一般提供を開始

投稿日: 2024年6月10日

本日、AWS は、CloudWatch の OpenTelemetry (OTeL) 互換のアプリケーションパフォーマンスモニタリング (APM) 機能である Amazon CloudWatch Application Signals の一般提供を発表しました。これにより、AWS 上のアプリケーションの最も重要なビジネス目標またはサービスレベル目標 (SLO) に対するアプリケーションパフォーマンスの自動計測と追跡が容易になります。Application Signals では、手作業やカスタムコード、カスタムダッシュボードを必要とせずに、AWS 上の各アプリケーションのアプリケーションパフォーマンスに関する最も重要なメトリクス (ボリューム、可用性、レイテンシー、障害、エラー) を表示する、事前構築済みの標準化されたダッシュボードがサービスオペレーターに提供されます。

Application Signals は、メトリクス、トレース、ログ、リアルユーザーモニタリング、合成モニタリングのテレメトリを関連付けることで、お客様がトラブルシューティングを迅速化し、アプリケーションの中断を削減できるようにします。たとえば、支払い処理アプリケーションを運用しているアプリケーション開発者は、支払い処理のレイテンシーがスパイクしているかどうかを確認し、スパイクの原因となっている正確に関連付けられたトレースを掘り下げて、アプリケーションコードまたは依存関係における原因を特定できます。Container Insights を使用してコンテナインフラストラクチャをモニタリングする開発者は、スパイクの原因となっているアプリケーションコードを実行しているコンテナポッドのメモリ不足や CPU 使用率の高さなどの根本原因を詳細に特定できます。

Application Signals は、カナダ西部 (カルガリー) リージョン、AWS GovCloud (米国) リージョン、中国リージョンを除く 28 の商用 AWS リージョンでご利用いただけます。料金については、Amazon CloudWatch の料金を参照してください。

AWS One Observability Workshop のサンプルアプリケーションで Application Signals をお試しください。詳細については、Amazon EKS、Amazon EC2、ネイティブ Kubernetes、その他のプラットフォーム用のカスタム計測で Amazon CloudWatch Application Signals を有効にする方法に関するドキュメントを参照してください。