Amazon Time Sync Service のマイクロ秒単位の精度が 27 の EC2 インスタンスタイプに拡張
Amazon Time Sync Service では、すべての C7gd、M7gd、R7gd インスタンスを含む、サポート対象リージョンでの 27 種類の追加の Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) インスタンスタイプで、UTC からマイクロ秒以内のクロック同期をサポートするようになりました。
Amazon の実績のあるネットワークインフラストラクチャと AWS Nitro System を基盤として構築された、GPS に対応したローカルの参照クロックに、追加の EC2 インスタンスタイプでアクセスできるようになりました。これらのクロックを使用すると、アプリケーションイベントの順序付け、一方向のネットワーク遅延の測定、分散アプリケーションのトランザクション速度の向上、リージョン内およびリージョン間のスケーラビリティ機能の組み込みが容易になり、同時に技術設計も簡素化できます。さらに、インスタンスからクロックの精度を監査して、予想されるマイクロ秒範囲の精度を監視できます。これらの新しいサポート対象インスタンスタイプですでに Amazon Time Sync Service を使用しているお客様は、AMI または NTP クライアントの設定を調整しなくても、自動的にクロックの精度が向上するのを確認できます。また、お客様は標準の PTP クライアントを使用し、PTP Hardware Clock (PHC) を設定することで、可能な限り最高の精度を実現することもできます。NTP と PTP はどちらも、VPC 設定を更新しなくても使用できます。
マイクロ秒精度の Amazon Time Sync は、米国東部 (バージニア北部) および東京リージョンのすべての R7g のほか、C7i、M7i、R7i、C7a、M7a、R7a、M7g、C7gd、R7gd、M7gd のインスタンスタイプでもご利用いただけます。他の AWS リージョンにもサポートを拡大する予定です。このサービスは追加料金なしで使用できます。
Amazon Time Sync Service の設定手順と詳細については、EC2 ユーザーガイドでご覧いただけます。