Karpenter 1.0 の発表

投稿日: 2024年8月14日

本日、Karpenter バージョン 1.0.0 のリリースに伴い、Karpenter の API はベータ版を終了しました。Karpenter は、アプリケーションの可用性の向上、運用オーバーヘッドの削減、クラスターのコンピューティング使用率の向上に役立つ、柔軟かつ効率的、高性能な Kubernetes コンピューティング管理ソリューションです。今回のリリースには、Karpenter で Kubernetes アプリケーションを中断する方法やタイミングをより細かく制御することを可能にする 3 つの新機能も含まれています。Karpenter は Amazon Elastic Kubernetes Service (EKS) やいくつかの適合する Kubernetes クラスターで使用できます。

他のKubernetes オープンソースプロジェクトと同様に、Karpenter の API はアルファ版からベータ版、そして安定版へと成熟度を増していきます。2023 年 10 月、Karpenter プロジェクトの API はアルファ版からベータ版へ段階的に移行されました。このリリースはプロジェクトの成熟における最終的なマイルストーンであり、すべての Karpenter API は今後の 1.0 マイナーバージョンでも引き続き利用でき、重大な変更につながるような変更は一切行われないため、ご安心ください。今回の 1.0 リリースでは、ベータ版の終了と同時に、Karpenter に 3 つの新機能が追加されました。1 つ目は、中断予算に合わせて中断の理由 (使用率の低下、空、ドリフトなど) を指定する機能、2 つ目は、お客様がアプリケーションの可用性とセキュリティ要件のバランスを取るのに役立つ強制的な中断モード、3 つ目は、お客様がコスト効率とアプリケーションの可用性の要件を満たすように Karpenter の統合機能をより適切に調整できるようにする consolidateAfter の拡張機能です。

これらの機能および v1.0.0 で導入されたその他の変更点の詳細については、Karpenter 1.0 リリースブログをご覧ください。Karpenter の詳細については、Amazon EKS ユーザーガイドの karpenter.sh または Autoscaling ページを参照してください。