Amazon CloudWatch Synthetics が NodeJS で Canary を作成するための Playwright ランタイムをサポート
CloudWatch Synthetics は、Canary スクリプトを実行することでウェブアプリケーションと API を継続的に監視し、エンドユーザーに影響が及ぶ前に問題の検出を可能にする機能を提供しています。このたび、NodeJS で Canary を作成するための Playwright フレームワークをサポートするようになったことで、複雑なユーザージャーニーや、他のフレームワークでは自動化が難しい問題を包括的にモニタリングおよび診断できるようになりました。
Playwright は、ウェブアプリケーションをテストするためのオープンソースの自動化ライブラリです。Playwright ランタイムを使用して Canary でマルチタブのワークフローを作成できるようになりました。これにより、AWS アカウントの CloudWatch Logs データベースに直接保存されたログを使用して、テストの実行に失敗した際のトラブルシューティングが可能になります。これは、ログをテキストファイルとして保存していた従来の方法に代わるもので、CloudWatch Logs Insights を活用してクエリベースのフィルタリング、集約、パターン分析ができるようになります。また、Canary run ID またはステップ名を使用して Canary の CloudWatch ログをクエリできるようになりました。これにより、タイムスタンプの相関関係を利用してログを検索するよりも、トラブルシューティングのプロセスが迅速かつ正確になります。Playwright ベースの Canary は、Canary がタイムアウトした場合でも、レポート、メトリクス、HAR ファイルなどのアーティファクトを生成するため、これらのシナリオにおける根本原因分析に必要なデータを確実に取得できます。さらに、新しいランタイムでは、JSON ファイルによるカスタマイズが可能になり、Canary コードでライブラリ関数を呼び出す必要がなくなるため、Canary 設定が簡素化されます。
Playwright ランタイムは、NodeJS で Canary を作成するために、すべての商用リージョンにおいて追加費用なしでご利用いただけます。
ランタイムの詳細については、ドキュメントを参照してください。また、CloudWatch Synthetics の使用についてはユーザーガイドを参照してください。