Amazon OpenSearch Service が OpenSearch バージョン 2.17 のサポートを開始

投稿日: 2024年11月14日

Amazon OpenSearch Service で OpenSearch バージョン 2.17 を実行できるようになりました。OpenSearch 2.17 では、ベクトル検索、クエリパフォーマンス、機械学習 (ML) ツールキットの分野でいくつかの改善を行い、アプリケーション開発の加速と生成 AI ワークロードの実現を支援しました。

今回の発表では、ディスク最適化ベクトル検索が導入されました。これは、より少ないメモリで効率的に実行できるように設計された、ベクトルエンジンの新しいオプションであり、正確で経済的なベクトル検索を大規模に提供します。これに加えて、OpenSearch の FAISS エンジンは、リコール低下を最小限に抑えながら k-NN インデックスを圧縮することにより、コストとレイテンシーを削減するバイトベクトルをサポートするようになりました。数値用語をローリングビットマップとしてエンコードできるようになりました。これにより、取得の待ち時間を短縮し、メモリ使用量を削減して、集計、フィルタリングなどを実行できます。

このリリースには、ML を利用したアプリケーションの構築に役立つ主要な機能も含まれています。まず、ML 推論検索プロセッサでは、検索クエリの実行中にモデル予測を実行できるようになりました。これに加えて、大規模なデータセットの埋め込みを生成し、非同期バッチ取り込みを使用してそれらを k-NN インデックスに取り込むなど、大量の ML タスクを実行することもできます。最後に、今回のリリースにより、セキュリティ分析ソリューションに脅威インテリジェンス機能が追加されます。これにより、脅威情報構造化記述形式 (STIX) に準拠した脅威インテリジェンスフィードを使用して、意思決定と修復をサポートするためのインサイトを提供できます。

OpenSearch 2.17 へのアップグレードについての詳細は、ドキュメントをご覧ください。OpenSearch 2.17 が、Amazon OpenSearch Service が利用可能なすべての AWS リージョンで利用できるようになりました。