Amazon RDS for PostgreSQL が pgvector 0.8.0 をサポート
Amazon Relational Database Service (RDS) for PostgreSQL は、データベースにベクトル埋め込みを保存し、効率的にクエリを実行するための PostgreSQL 向けオープンソース拡張機能である pgvector 0.8.0 をサポートするようになりました。これにより、お客様は生成 AI アプリケーションを構築するときに検索拡張生成 (RAG) を使用できます。pgvector 0.8.0 リリースでは、フィルターが存在する場合の PostgreSQL クエリプランナーによるインデックス選択を向上させているため、クエリパフォーマンスと検索結果の品質が向上します。
pgvector 0.8.0 リリースでは、pgvector が WHERE 句と結合の条件を使用してデータをフィルタリングする方法にさまざまな改善が行われているため、クエリのパフォーマンスと使いやすさが向上します。さらに、反復インデックススキャンは「オーバーフィルタリング」を防止するのに役立ち、十分な結果を生成してクエリの条件を満たすことができます。最初のインデックススキャンでクエリ条件を満たさなかった場合、pgvector は設定可能なしきい値に達するまでインデックスを検索し続けます。このリリースでは、HNSW インデックスの検索と構築のパフォーマンスも向上させています。
pgvector 0.8.0 は、該当するすべての AWS リージョンにおいて、PostgreSQL 17.1 以降、16.5 以降、15.9 以降、14.14 以降、13.17 以降を実行している Amazon RDS のデータベースインスタンスで利用できます。
Amazon RDS for PostgreSQL を使用すると、クラウドにデプロイした PostgreSQL を簡単にセットアップ、運用、スケールできます。料金の詳細と利用可能なリージョンについては、Amazon RDS for PostgreSQL の料金を参照してください。フルマネージド型の Amazon RDS データベースの作成または更新は、Amazon RDS マネジメントコンソールから行います。