AWS HealthOmics ワークフローがコールキャッシュと中間ファイルアクセスのサポートを開始

投稿日: 2024年11月21日

AWS HealthOmics ワークフローで以前の実行のタスク結果を再利用できるようになったことを発表いたします。これにより、お客様は時間とコンピューティングコストを節約できます。AWS HealthOmics は、医療機関やライフサイエンス組織がオミクスデータを保存、クエリ、分析し、健康状態の改善や科学的発見の促進のためにインサイトを得られるようにするフルマネージド型サービスです。今回のリリースにより、お客様は前回障害が発生した時点やコードが変更された時点から実行を再開することで、新しいパイプラインの開発を迅速に行うことができます。

コールキャッシュ、つまり実行を再開する機能により、お客様は新しいコード変更が導入された時点から実行を再開できます。計算が既に終わっている変更されていないタスクをスキップして、反復型のワークフロー開発サイクルを短縮できます。さらに、タスク中間ファイルは実行キャッシュに保存されるため、開発中のワークフローエラーの高度なデバッグとトラブルシューティングが可能になります。本番ワークフローでは、コールキャッシュにより失敗した実行の結果の一部が保存されるため、お客様は正常に完了したタスクを再計算するのではなく、障害が発生した時点からサンプルを再実行できるため、再処理時間を短縮できます。

コールキャッシュは、AWS HealthOmics を利用できるすべてのリージョン (米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (フランクフルト、アイルランド、ロンドン)、アジアパシフィック (シンガポール)、イスラエル (テルアビブ)) で Nextflow、WDL、CWL のワークフロー言語に対してサポートされます。コールキャッシュの使用を開始するには、AWS HealthOmics のドキュメントをご覧ください。