AWS Billing and Cost Management が分散型のクラウドコスト管理向けにカスタム請求ビューのサポートを開始

投稿日: 2024年12月20日

AWS は、AWS Billing and Cost Management の新機能であるカスタム請求ビューの一般提供を発表しました。この機能では、組織内の複数のアカウントにわたるコスト管理データへのアクセス権をメンバーアカウントに付与できます。カスタム請求ビューを使用すると、アプリケーションやビジネスユニットのオーナーが、管理アカウントへのアクセス権を付与されていなくても、複数の AWS アカウントにわたる関連コスト管理データに AWS Cost Explorer の単一のビューを使用してアクセスできるようにすることができます。

カスタム請求ビューを使用すると、コスト配分タグや特定の AWS アカウントに基づいて、フィルタリングされたコスト管理データのビューを作成できます。このビューは AWS Resource Access Manager を使用してメンバーアカウントと共有できるので、これによりチームは AWS Cost Explorer、Cost Explorer のレポート、AWS Billing and Cost Management のコンソールのホームページを使用して、複数のアカウントの AWS 支出を監視、分析、予測できます。そのため、管理アカウントにアクセスする必要があるユーザーの数を減らすことができると同時に、AWS 支出を参照できるユーザーの数を増やすことができます。カスタム請求ビューは、分散型のコスト管理の手法を導入しているお客様や、ビジネスユニットのオーナーが自身の複数のアカウントにおける支出を包括的に監視できるようにしたいお客様に最適です。

カスタム請求ビューのサポートは、AWS GovCloud リージョンと AWS 中国リージョンを除くすべての AWS リージョンでご利用いただけます。カスタム請求ビューの利用を開始するには、AWS Billing and Cost Management コンソールの [Cost Management Preferences] ページの [Billing View] にアクセスして、カスタム請求ビューを新規作成してください。利用を開始するには、Billing View のユーザーガイドをご覧ください。