Amazon EMR Serverless がパブリックサブネットのサポートを追加
Amazon EMR Serverless は Amazon EMR のサーバーレスオプションで、クラスターやサーバーの設定、管理、スケーリングを行う必要がありません。そのためデータエンジニアやデータサイエンティストは、オープンソースのビッグデータ分析フレームワークを簡単に実行できます。本日、ビッグデータ処理ワークロードのために、EMR Serverless を使用してクラウドからの費用対効果の高いアウトバウンドデータ転送を可能にする、パブリックサブネットのサポートを発表いたします。
EMR Serverless アプリケーションを使用すると、VPC リソースに接続する必要があるユースケースや、インターネットや他のクラウドプロバイダー上のリソースにアクセスするためにクラウドからのアウトバウンドデータ転送を行う場合に、VPC 接続を有効にできます。以前は VPC 接続はプライベートサブネットのみをサポートしていたため、クラウドからのアウトバウンド接続用に NAT (ネットワークアドレス変換) ゲートウェイを設定する必要があり、これによって、転送されるデータ量に基づいて追加料金がかかっていました。現在では、インターネットゲートウェイへの直接ルートを持つパブリックサブネット上で EMR Serverless アプリケーションの VPC 接続を設定できます。これにより、NAT ゲートウェイの料金が不要になり、EMR Serverless を使用して、ビッグデータ処理ワークロードのためのクラウドからの費用対効果の高いアウトバウンドデータ転送が可能になります。
Amazon EMR Serverless のパブリックサブネットのサポートは、サポートされているすべての EMR リリースと、AWS GovCloud (米国) リージョンを含む EMR Serverless が利用可能なすべての AWS リージョンで利用できます。詳細については、EMR Serverless ドキュメントの VPC アクセスの設定をご覧ください。