Amazon Bedrock ガードレールが責任ある AI 向けポリシーベースの強制機能を発表

投稿日: 2025年3月18日

Amazon Bedrock ガードレールは、生成 AI アプリケーションを大規模かつ安全に構築するための、Identity and Access Management (IAM) ポリシーベースの強制機能を発表しました。この新機能により、お客様はモデル推論の呼び出しに特定のガードレールを適用して、責任ある AI ポリシーをすべての AI インタラクションに適用できるようになります。Bedrock ガードレールでは、望ましくないコンテンツを検出してフィルタリングするための設定可能な保護手段、特定のトピックを定義および禁止するトピックフィルター、個人を特定できる情報 (PII) をマスキングする機密情報フィルター、特定の単語をブロックする単語フィルターを提供しています。また、モデル応答のグラウンディングと関連性を検出してモデルのハルシネーションを検出したり、自動推論チェックを使用してモデル応答の事実に基づく主張を識別、修正、説明したりするための設定可能な保護手段も提供しています。ガードレールは、Amazon Bedrock でホストされているモデル、セルフホストモデル、ApplyGuardrail API を使用する Bedrock の外部のサードパーティーモデルなど、あらゆる基盤モデルに適用できるため、ユーザーエクスペリエンスを一貫させて、安全とプライバシーの管理を標準化することができます。

本日より、Bedrock ガードレールは新しい条件キー bedrock:GuardrailIdentifier の提供を開始します。このキーを IAM ポリシーで使用して、関連付けられたポリシーをもつ特定のガードレールの使用を強制できます。この新しい条件キーは、すべての Bedrock Invoke と Converse API に適用できます。IAM ポリシーで設定されているガードレールと指定されたガードレールが一致しない場合、リクエストは拒否され、組織の責任ある AI ポリシーへの準拠が確保されます。

責任ある AI ポリシーに準拠するための IAM ポリシーベースの強制は、現在 Bedrock ガードレールがサポートされているすべての AWS リージョンで利用可能です。

詳細については、技術文書Bedrock ガードレールの製品ページを参照してください。