Amazon EC2 で一部の送信先に対する帯域幅の拡大とジャンボフレームのサポートを開始

投稿日: 2025年3月28日

Amazon EC2 では、リージョン間の VPC ピアリングトラフィックと AWS Direct Connect に対して、EC2 インスタンスの最大帯域幅までがサポートされるようになりました。さらに EC2 では、クロスリージョン VPC ピアリングに対して、最大 8500 バイトのジャンボフレームがサポートされています。これまで、EC2 インスタンスの送信帯域幅は、32 個以上の vCPU を備えたインスタンスでは総帯域幅制限の 50% に、より小規模なインスタンスでは 5 Gbps に制限されていました。また、クロスリージョンピアリングは最大 1500 バイトまでサポートされていました。今回、お客様は、EC2 からリージョン間または AWS Direct Connect への送信において、インスタンスのベースライン仕様の全帯域幅と 5 Gbps のいずれか大きい方の帯域幅が利用できるようになりました。また、ピアリングされた VPC ではリージョン間でジャンボフレームを使用することができるようになりました。

リージョン間または AWS Direct Connect を介して EC2 からオンプレミスネットワークにデータを転送するお客様は、インスタンス帯域幅能力を最大限に活用できるようになりました。これまで、お客様が同じリージョン以外の宛先にトラフィックを送信する場合には、より低い帯域幅制限が適用されていました。今回の変更により、AWS リージョン間および AWS Direct Connect を介したオンプレミスへの送信については帯域幅の下限が撤廃され、より高速な転送が可能になりました。さらに、ピアリング用にジャンボフレームがサポートされたことで、大量のデータ送信が以前よりも高速になりました。

この機能は、すべての AWS 商用リージョン、AWS GovCloud (米国) リージョン、Sinnet が運営する Amazon Web Services 中国 (北京) リージョン、NWCD が運営する Amazon Web Services 中国 (寧夏) リージョンでご利用いただけます。お客様には、追加の変更なしでこの機能をご利用いただけます。EC2 帯域幅能力の詳細については、ユーザーガイドをご覧ください。