Amazon CloudFront が CloudFront Functions による VPC オリジンの変更をサポート

投稿日: 2025年4月2日

2024 年 11 月、CloudFront Functions ではオリジンの変更が導入され、リクエストごとにオリジンサーバーを条件付きで変更できるようになりました。本日より、この機能を VPC オリジンとオリジングループで使用できるようになりました。CloudFront から配信されるアプリケーションに対してより高度なルーティングポリシーを作成することもできます。

これにより、オリジンの ID を指定するだけで、VPC オリジンを含む任意のオリジン間で個々のリクエストを振り分ける動的なルーティングポリシーを作成できるようになりました。例えば、複数のバックエンドサービスに特定の割合のトラフィックを送信するように重み付けを作成することで、各リクエストを異なるアプリケーションに自動的にルーティングできます。その際、ディストリビューション設定を更新する必要はありません。また、フェイルオーバー基準を持つ複数のオリジンを設定する機能を使って、新しいオリジングループを動的に作成することもできます。例えば、ビューワーの場所やリクエストヘッダーに基づいてプライマリオリジンとフェイルオーバーオリジンを更新するカスタムフェイルオーバーロジックを作成し、ビューワーに可能な限り低いレイテンシーを提供できます。

これらの機能は追加料金なしで CloudFront Functions 内で利用できます。詳細については、CloudFront デベロッパーガイドを参照してください。オリジンの変更の使用方法の例については、GitHub のサンプルリポジトリを参照してください。