Amazon EKS および Amazon EKS Distro が Kubernetes バージョン 1.33 のサポートを開始

投稿日: 2025年5月30日

Kubernetes バージョン 1.33 では、いくつかの新機能とバグ修正が導入されました。AWS は、Amazon Elastic Kubernetes Service (EKS) と Amazon EKS Distro を使用して Kubernetes バージョン 1.33 を実行できるようになったことをお知らせします。本日より、EKS コンソール、eksctl コマンドラインインターフェイス、またはコードとしてのインフラストラクチャツールで、バージョン 1.33 を使用して新しい EKS クラスターを作成したり、既存のクラスターをバージョン 1.33 にアップグレードしたりできるようになります。

Kubernetes バージョン 1.33 には、サイドカーコンテナの安定サポート、トポロジー対応ルーティングとトラフィック分散、ポッドトポロジースプレッド制約を計算する際のテイントと許容値の勘案が追加され、指定された許容値に従ってポッドがさまざまなトポロジーに分散されるようになりました。このリリースでは、Linux ポッド内のユーザー名前空間のサポート、ネットワークインターフェイスへの動的リソース割り当て、ポッドの垂直スケーリングのためのインプレースでのリソースサイズ変更も追加されています。Kubernetes バージョン 1.33 の変更点の詳細については、ドキュメントと、Kubernetes プロジェクトのリリースノートを参照してください。

AWS GovCloud (米国) リージョンを含む、EKS が利用可能なすべての AWS リージョンで、EKS が Kubernetes バージョン 1.33 をサポートするようになりました。

EKS で利用可能な Kubernetes のバージョンや、クラスターをバージョン 1.33 に更新する方法についての詳細は、EKS のドキュメントを参照してください。Kubernetes クラスターのアップグレードに影響する可能性のある問題がないかどうか、EKS クラスターインサイトを使用して確認できます。Kubernetes バージョン 1.33 に対応した EKS Distro のビルドは、ECR Public Gallery および GitHub で入手できます。EKS バージョンのライフサイクルポリシーに関する詳細については、こちらのドキュメントを参照してください。