Amazon Managed Service for Prometheus がクエリインサイトとコントロール機能をリリース
フルマネージドの Prometheus 互換モニタリングサービスである Amazon Managed Service for Prometheus では、コストの高い PromQL クエリを特定し、その実行を制限する機能が提供されるようになりました。これにより、お客様は Amazon Managed Service for Prometheus ワークスペースに対して発行されるクエリのタイプを監視および制御できます。
お客様からは、特に高コストなクエリに関して、より厳格なガバナンス管理の必要性が指摘されていました。特定の Query Samples Processed (QSP) しきい値を超えるクエリをモニタリングし、それらのクエリを Amazon CloudWatch に記録できるようになりました。ベンデッドログに含まれる情報を活用することで、高コストなクエリを特定できます。ベンデッドログには、PromQL クエリと、その発生元 (Grafana ダッシュボード ID やアラートルールなど) に関するメタデータが含まれています。
さらに、クエリ実行の警告またはエラーのしきい値を設定できるようになりました。クエリコストを制御するために、QueryMetrics API に対して HTTP ヘッダーでエラーしきい値を指定することで、高コストなクエリの実行を事前に抑制できます。または、警告しきい値を設定することで、クエリ結果を返し、QSP の料金を請求し、ワークスペース管理者が設定した制限よりもクエリのコストが高いという警告をエンドユーザーに返します。
この機能は、Amazon Managed Service for Prometheus が一般提供されているすべてのリージョンで利用できるようになりました。
Amazon Managed Service for Prometheus コレクターの詳細については、ユーザーガイドまたは製品ページを参照してください。