ENA Express が 120 の新しいインスタンスをサポート
ネットワーク最適化、ストレージ、ハイメモリ、および高速コンピューティングを含め、120 種類の EC2 インスタンスが ENA Express に対応するようになりました。今回のリリースにより、ENA Express は、35 のネットワーク最適化インスタンス、6 つのストレージインスタンス、7 つのハイメモリインスタンス、および 5 つの高速コンピューティングインスタンスに対するサポートを追加します。さらに、ENA Express は、67 種類のコンピューティング、汎用、メモリ最適化 EC2 インスタンスに対するサポートを追加しました。
ENA Express は、AWS Scalable Reliable Datagram (SRD) プロトコルを使用したネットワーク機能です。EC2 インスタンス間のネットワークトラフィックのシングルフロー帯域幅の拡大とテールレイテンシーの低減という、主に 2 つの方法でネットワークパフォーマンスを向上させます。SRD は、Nitro Card から直接、高度な輻輳制御、マルチパス、パケットの並び替えを行うことでパフォーマンスを向上させる独自のプロトコルです。また ENA Express は、TCP プロトコルおよび UDP プロトコルを使用して、アプリケーションに対して透過的に機能します。
ENA Express とネットワーク最適化インスタンスの組み合わせは、高いシングルフロー帯域幅と一貫したテールレイテンシーを必要とするファイルシステムやメディアエンコーディングのワークロードに適しています。ENA Express をストレージインスタンスと組み合わせると、データベース間の大規模なオブジェクトトランザクションのパフォーマンスが向上します。ハイメモリインスタンス上の ENA Express は、SAP HANA などでのメモリ内データベーストランザクションのシングルフローパフォーマンスに最適です。最後に、高速コンピューティングインスタンスの場合、ENA Express は、FSx Lustre などのサービスへのファイルシステムアクセスに対して、より優れたシングルフローパフォーマンスを提供します。
ENA Express は、すべての AWS 商用リージョンと AWS GovCloud (米国) リージョンにて追加費用なしで利用できます。サポートされているインスタンスのすべてのリストについては、最新の EC2 ドキュメントをご覧ください。