Amazon DynamoDB Streams が、ストリームシャードの検出をより迅速かつ効率的に行う新しい API 機能を導入
Amazon DynamoDB Streams の DescribeStream API で新しい ShardFilter パラメータがサポートされるようになり、ストリーミングデータの処理がより簡単かつ効率的になりました。ShardFilter パラメータを使用すると、親シャードが閉じられた後に子シャードをすばやく検出できるため、DynamoDB Streams からのデータを処理する際に効率と応答性が大幅に向上します。
DynamoDB Streams はサーバーレスのデータストリーミング機能で、DynamoDB テーブルの項目レベルの変更をほぼリアルタイムで簡単に追跡、処理し、そうした変更に対応できます。DynamoDB Streams では、イベント駆動型アプリケーションの構築、データレプリケーション、監査、データ分析機能や機械学習機能の実装といった、多種多様な変更データキャプチャのユースケースが可能になります。DynamoDB Streams からデータを取得するアプリケーションでは、このオプションの ShardFilter パラメータを使用することで、閉じたシャードから子シャードの読み取りへ効率的に移行できます。これにより、DescribeStream API を繰り返し呼び出して、すべての閉じたシャードと開いているシャードに対応するシャードマップを取得して走査する必要がなくなります。この API の強化により、シャード間の切り替えがスムーズになり、レイテンシーを低減し、ストリーム処理アプリケーションを使用する際の応答性と費用対効果が向上します。
この新しい ShardFilter パラメータはすべての AWS リージョンで使用可能です。AWS API、Kinesis Client Library (KCL) 3.0、DynamoDB Streams のいずれかに対応した Apache Flink コネクタを利用して、この機能の使用を開始できます。AWS Lambda で DynamoDB Streams を使用しているお客様は、この拡張された API 機能を追加設定なしで自動的に利用できます。
詳細については、DynamoDB デベロッパーガイドの DynamoDB Streams の操作 および DescribeStream の API リファレンスを参照してください。