Amazon EventBridge がオブザーバビリティ向上のためにログ記録のサポートを開始

投稿日: 2025年7月15日

Amazon EventBridge では、Amazon CloudWatch Logs、Amazon Simple Storage Service (Amazon S3)、Amazon Kinesis Data Firehose に対するログ記録がサポートされるようになりました。これにより、イベント駆動型アプリケーションのオブザーバビリティが向上し、デバッグが容易になります。イベントバスの一致したルール、エラー、ターゲット呼び出しの結果をログに記録できるようになったことで、アプリケーションのイベント処理に関するより詳細なインサイトが得られ、問題の根本原因をより迅速に特定できるようになります。

Amazon EventBridge イベントバスはサーバーレスのイベントブローカーです。このサービスでは、独自のアプリケーション、サードパーティーの SaaS アプリケーション、その他の AWS のサービス間でイベントをルーティングすることにより、スケーラブルなイベント駆動型アプリケーションを作成できます。強化されたログ記録のサポートにより、3 つのログレベル (エラー、情報、トレース) のいずれかを選択してイベントのライフサイクルを追跡できるようになりました。また、必要に応じてイベントペイロードを含めるかどうかを選択できるため、プライバシーとコストを管理することもできます。EventBridge のイベントバスログは、AWS マネジメントコンソール、AWS CLI、または SDK を使用して有効にできます。また、Amazon CloudWatch Logs の Vended Logs 機能を使用してログの送信先を設定できます。

この機能は現在、米国東部とアジアパシフィックのリージョンでご利用いただけます。ログのサポートは追加料金なしで利用できますが、ログの保存とデータ転送には標準料金が適用されます。EventBridge でのログ記録の使用開始について詳しくは、ブログ記事ドキュメントを参照してください。