Amazon FSx for NetApp ONTAP が SSD ストレージ容量の削減に対応

投稿日: 2025年8月14日

Amazon FSx for NetApp ONTAP は、NetApp の人気のある ONTAP ファイルシステム上に構築されたフルマネージド型の共有ストレージサービスで、ファイルシステムのソリッドステートドライブ (SSD) ストレージ容量の削減に対応するようになりました。これにより、アクティブなワーキングセット量の変動に応じてプロジェクトベースのワークロードをより効率的に実行できます。SSD 容量を事前にプロビジョニングしておけば、定期的なレポート作成、分析、大規模なデータのインジェストと処理といったピーク時のニーズを満たすことができます。その後、SSD の容量を簡単に減らしてストレージコストを削減できます。

FSx for ONTAP ファイルシステムには 2 つのストレージ階層があります。1 つはワークロードのアクティブなワーキングセット用にプロビジョニングされた高性能 SSD 階層で、もう 1 つはアクセス頻度の低いデータ用にコスト最適化された、完全に伸縮自在な容量プールです。これまでは、ワークロードのアクティブなワーキングセットの増加に合わせて、ファイルシステムの SSD 容量を増やすことしかできませんでした。本日より、Amazon FSx コンソールで数回クリックするだけで、ファイルシステムの SSD 容量をその場で減らすことができます。これにより、電子設計自動化やメディア処理といったワークロードのピーク時の使用量に最適なパフォーマンスを提供し、データ処理が完了したら SSD 容量をスケールダウンできます。また、一時的に SSD 容量を増やしてより高速なデータインジェストを可能にし、データが容量プールに階層化された後に SSD 容量を適切なサイズにすることで、データ移行を迅速に行うこともできます。

SSD ストレージ容量の削減機能は、FSx for ONTAP 第 2 世代ファイルシステムを利用できる全 AWS リージョンにおいて、すべての FSx for ONTAP 第 2 世代ファイルシステムで使用できます。詳細については、FSx for ONTAP ユーザーガイドをご覧ください。