Amazon S3 Express One Zone が AWS フォールトインジェクションサービスによる回復力テストのサポートを開始
Amazon S3 Express One Zone は、レイテンシーの影響を受けやすいアプリケーション向けの高パフォーマンス S3 ストレージクラスです。この度、このクラスでは、AWS Fault Injection Service (FIS) を利用した回復力テストのサポートを開始しました。今回のリリースにより、FIS ネットワーク中断アクションを使用して、アベイラビリティーゾーン (AZ) が万一途絶してデータへのアクセスに支障をきたした場合におけるレイテンシーの影響を受けやすいアプリケーションのフェイルオーバー対応と復旧をテストできます。FIS 実験の結果は、モニタリングの検証、復旧プロセスのテスト、アプリケーションの回復力の向上に使用できます。
FIS を使用すると、S3 ディレクトリバケット内の S3 Express One Zone データへの接続を中断できるため、アプリケーションの回復力を検証するのに役立ちます。FIS の実験中、ディレクトリバケットへのデータプレーンリクエストはタイムアウトします。また、この耐障害アクションは FIS の AZ アベイラビリティー: 停電シナリオにも含まれているため、AZ イベントが複数の AWS サービスに影響を与えた場合のアプリケーションの回復力をテストできます。
S3 Express One Zone データに対する更新された FIS ネットワーク中断アクションは、ストレージクラスが利用可能なすべての AWS リージョンで使用できます。S3 Express One Zone にデータを保存するアプリケーションの回復力のテストを開始するには、AWS マネジメントコンソール、AWS CLI、または FIS API を使用できます。料金については、FIS の料金ページをご覧ください。詳細については、AWS FIS ユーザーガイドをご覧ください。