AWS B2B Data Interchange がカスタム検証ルールを導入

投稿日: 2025年8月25日

AWS B2B Data Interchange は X12 EDI ドキュメントのカスタム検証ルールをサポートするようになりました。これにより、取引パートナーとのカスタム契約に合わせて X12 ANSI 標準の検証ロジックを拡張および変更できるようになりました。

AWS B2B Data Interchange は、ANSI X12 ドキュメントなどの電子データ交換 (EDI) ドキュメントと JSON および XML データ形式との間での検証、変換、生成を自動化します。今回のリリースにより、X12 ANSI 標準の検証ロジックを拡張および変更できるようになりました。ドキュメントが検証に合格するために、特定の要素が存在する必要があるかどうか、および許容される要素の長さと値を選択できます。AWS B2B Data Interchange は、X12 標準とカスタムルールの組み合わせに対して X12 EDI ドキュメントを自動的に検証します。検証ステータスは、生成された Functional Acknowledgement X12 EDI ドキュメント (997/999) と送信された EventBridge イベントで通知されます。検証に失敗した場合、AWS B2B Data Interchange は検証エラーの説明を人間が読めるわかりやすい言葉で生成し、出力ファイルとともに保存します。これらのイベントとデータを使用し、検証修正ワークフローをトリガーして合理化することで、X12 ドキュメントの処理にかかる時間とコストを削減できます。

X12 EDI ドキュメントのカスタム検証ルールのサポートは、AWS B2B Data Interchange サービスが提供されているすべての AWS リージョンでご利用いただけます。AWS B2B Data Interchange でイベントドリブン EDI ワークロードの構築を開始するには、セルフペースワークショップを利用するか、AWS B2B Data Interchange ユーザーガイドをご覧ください。