AWS Systems Manager Automation でランブックの実行制御の強化と無料利用枠の更新を発表
AWS Systems Manager Automation に、ランブックの実行制御と成功率を向上させる 3 つの新機能が追加されました。さらに、シンプルで標準化された、費用対効果に優れたサービスをお客様に提供する継続的な取り組みの一環として、無料利用枠の構成を更新したことをお知らせいたします。
3 つの主な機能が追加されました。1 つ目は、ランブックの容易な再実行です。パラメータがあらかじめ入力されているオートメーションコンソールから再実行を直接行えるようになり、繰り返しの操作が効率化されます。2 つ目は、スロットリングされた API コールの自動再試行です。これにより、同時実行が多いシナリオにおいて実行の信頼性が高まります。3 つ目は、対象の選択におけるネストされた組織単位 (OU) の指定です。これにより、アカウント全体のリソースをよりきめ細かく制御できるようになりました。
さらに、オートメーションの既存の無料利用枠 (1 か月あたり 100,000 ステップ、5,000 秒のスクリプト実行時間) は、新規のお客様にご利用いただけなくなり、既存のお客様のご利用も 2025 年 12 月 31 日で終了します。新しい AWS アカウントを開設して無料プランを利用することで、オートメーション機能を無料で試すことができます。無料プランでは、AWS の対象サービスで最大 200 USD の無料利用枠クレジットを利用できます。オートメーションの料金に変更はありません。ステップ実行あたり 0.002 USD、スクリプト実行 1 秒あたり 0.00003 USD です。
Systems Manager Automation は、すべての AWS 商用リージョンと AWS GovCloud (米国) リージョンで利用できます。オートメーションの詳細については、ドキュメントと、Systems Manager の料金ページをご覧ください。新規のお客様向けの特典でご利用いただけるプランの詳細については、AWS 無料利用枠のページをご覧ください。