Amazon VPC が大規模な IP プール向けに IPv4 インバウンドルーティングのサポートを開始
Amazon VPC では、パブリック IP アドレスの大規模なプール宛てのインバウンドインターネットトラフィックを VPC 内の単一の Elastic Network Interface (ENI) にルーティングできるようになりました。
この機能強化がリリースされる前は、インターネットゲートウェイは VPC のネットワークインターフェイスに関連付けられたパブリック IP アドレス宛てのトラフィックのみを受け入れていました。ネットワークインターフェイスに関連付けることができる IP アドレスの数には制限があります。そうした制限はインスタンスタイプによって異なり、ドキュメントに記載されています。通信会社、モノのインターネット (IoT)、およびその他の業界では、許可されている制限を超えるパブリック IP プール宛てのインバウンドトラフィックを単一のネットワークインターフェイスにルーティングすることが求められるユースケースがあります。これまではアドレス変換を実行して、このような多数の IP アドレスのトラフィックを統合していました。今回の機能強化により、通信会社や IoT のユースケースにおいて、インバウンドインターネット接続でアドレス変換を実行する必要がなくなります。お客様は独自のパブリック IP プール (BYOIP に関するドキュメント) を持ち込み、その BYOIP プールに属するトラフィックを受け入れ、ネットワークインターフェイスにルーティングするように VPC インターネットゲートウェイを設定できます。また、この機能を VPC Route Server で使用して、障害が発生した場合にルートを動的に更新することもできます。VPC Route Server の詳細については、公開ドキュメントを参照してください。
この機能強化は、すべての AWS 商用、AWS 中国、GovCloud のリージョンで利用できるようになりました。この機能の詳細については、ドキュメントをご覧ください。