Amazon S3 が S3 汎用バケットでの条件付き削除をサポート
投稿日:
2025年9月16日
Amazon S3 では、S3 汎用バケットにおける条件付き削除をサポートするようになりました。これにより、オブジェクトが変更されていないことを確認してからそのオブジェクトを削除できます。この機能は、多くのユーザーやプロセスが同時にデータを書き込むような環境で、偶発的な削除を防ぐのに役立ちます。
条件付き削除は、ETag 値を指定した HTTP if-match ヘッダーを使用して実行できます。Amazon S3 では、提供された ETag がオブジェクトの ETag と一致する場合のみ、削除リクエストの実行が許可されます。さらに、S3 バケットポリシーで s3:if-match 条件キーを使用すると、条件付き削除を必須に設定できます。例えば、S3 DeleteObject API リクエストと S3 DeleteObjects API リクエストの両方で HTTP if-match ヘッダーを使用するようクライアントに要求することで、バケット内のオブジェクトを誤って削除するリスクを最小限に抑えることができます。
S3 汎用バケットの条件付き削除は、すべての AWS リージョンで追加費用なしでご利用いただけます。条件付き削除は、S3 API、SDK、CLI を使用して実行できます。詳細については、S3 ユーザーガイドをご覧ください。