AWS CDK Refactor (プレビュー版) を発表

投稿日: 2025年9月10日

AWS Cloud Development Kit (CDK) CLI では、新しい cdk refactor コマンド (プレビュー版) を使用してインフラストラクチャの安全なリファクタリングを行えるようになりました。この機能により、デベロッパーは、デプロイされたリソースの状態を維持したまま、コンストラクト名の変更、スタック間のリソースの移動、CDK アプリケーションの再編成を行うことができます。CDK Refactor では、AWS CloudFormation のリファクタリング機能と自動化されたマッピング計算を利用することで、コードの再構築中に意図しないリソースの置き換えが発生するリスクを排除しています。
以前は、Infrastructure as Code のメンテナンスで、リソースの再編成やコード構造の改善が必要になることがよくありましたが、これらの変更では論理 ID の変更が伴うため、既存のリソースが置き換えられてしまうリスクが発生していました。CDK Refactor 機能を使用すると、デベロッパーは複雑な移行手順を実行したり、ステートフルリソースのダウンタイムのリスクを招いたりすることなく、モノリシックスタックの分解、継承パターンの導入、上位レベルのコンストラクトへのアップグレードといったアーキテクチャの改善を自信を持って実装できます。これにより、チームは本番環境の安定性を維持しながら、インフラストラクチャコードを継続的に進化させることができます。

AWS CDK Refactor 機能は、AWS CDK がサポートされているすべての AWS リージョンで利用できます。

この機能の詳細とチュートリアルについては、ブログ記事ドキュメントをご覧ください。AWS CDK の詳細については、こちらをご覧ください。