AWS Step Functions でデュアルスタックエンドポイントによる IPv6 のサポートを開始

投稿日: 2025年9月18日

AWS Step Functions で新たに IPv6 がサポートされるようになりました。新しいデュアルスタック IPv4 および IPv6 エンドポイントを介して、IPv6 トラフィックを AWS Step Functions に送信できます。AWS Step Functions は、AWS のサービスを使って分散型アプリケーションを構築したり、IT プロセスおよびビジネスプロセスを自動化したり、データと機械学習のパイプラインを構築したりできるようにする、ビジュアルワークフローサービスです。今回の機能強化により、インターネットの拡大に伴い高まる IP アドレスのニーズに対応し、従来の IPv4 形式よりも大きなアドレス空間を提供します。

IPv6 のサポートにより、アプリケーションのモダナイゼーションに取り組む組織は、限られた IPv4 アドレス空間に制約されることなく、サーバーレスワークフローを構築できるようになりました。新しいデュアルスタックエンドポイントは、既存の IPv4 エンドポイントとの下位互換性を維持しながら、IPv4 プロトコルと IPv6 プロトコルの両方をサポートします。Step Functions では、PrivateLink インターフェイスの仮想プライベートクラウド (VPC) エンドポイントを介した IPv6 接続もサポートしているため、パブリックインターネットを経由せずにプライベートにサービスにアクセスできます。そのため、IPv6 環境で運用を行っている組織は、Step Functions とネイティブに統合できます。IPv6 と IPv4 間の複雑な変換メカニズムは不要です。

AWS Step Functions の IPv6 サポートは、現在、AWS Step Functions が利用可能な米国東部 (オハイオ)、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、米国西部 (北カリフォルニア) のほか、AWS GovCloud (米国東部)、AWS GovCloud (米国西部) の各リージョンで一般提供されています。

AWS での IPv6 サポートの詳細については、ドキュメントのページをご覧ください。