AWS が VS Code IDE への LocalStack 統合をリリースし、サーバーレスアプリケーションのローカルテストを簡素化

投稿日: 2025年9月11日

AWS は Visual Studio Code (VS Code) への LocalStack 統合をリリースしました。これにより、デベロッパーはローカルの IDE でサーバーレスアプリケーションを簡単にテストおよびデバッグできます。この新しい統合により、デベロッパーは、ツールを切り替えたり、複雑な設定を管理したりすることなく、使い慣れた VS Code インターフェイスを使用してサーバーレスアプリケーションをローカルでエミュレートおよびテストできるため、ローカルのサーバーレス開発プロセスが簡単になります。

AWS パートナーネットワーク (APN) パートナーの LocalStack により、デベロッパーは AWS Lambda、Amazon SQS、Amazon API Gateway、DynamoDB などの AWS のサービスをエミュレートして、ローカルでアプリケーションの開発とテストを行うことができます。以前は、LocalStack を使用して VS Code で AWS のサービスをエミュレートするには、ポートを手動で設定し、コードの変更を行い、IDE と LocalStack インターフェイス間でコンテキストを切り替える必要がありました。VS Code に LocalStack が統合されたことで、手動で設定したり、コードを変更したりすることなく、IDE から LocalStack 環境に接続できるようになりました。このため、IDE でエミュレートされた AWS リソースにアクセスして、サーバーレスアプリケーションをローカルで簡単に構築およびテストすることができます。例えば、IDE から LocalStack のエミュレートされた環境で Lambda 関数や AWS のサービスとのやり取りを簡単にテストおよびデバッグできます。

この統合は、AWS Toolkit for VS Code (v3.74.0 以降) を使用しているデベロッパーが利用できます。この統合を使用しても AWS から追加費用が請求されることはありません。使用を開始するには、VS Code でガイド付きの AWS ウォークスルーに従ってください。これにより、LocalStack CLI が自動的にインストールされ、ガイドに従って LocalStack アカウントを設定すると LocalStack プロファイルが作成されます。次に、LocalStack プロファイルに切り替えて、アプリケーションを LocalStack 環境に直接デプロイします。詳細については、AWS ニュースブログAWS Toolkit のドキュメントLambda デベロッパーガイドをご覧ください。