Amazon Kinesis Data Streams が API エラーに対する新しいフォールトインジェクションサービス (FIS) アクションを発表
Amazon Kinesis Data Streams で、Kinesis API エラーに対するフォールトインジェクションサービス (FIS) アクションのサポートを開始しました。これにより、制御された環境で、アプリケーションのエラー処理機能、再試行メカニズム (エクスポネンシャルバックオフパターンなど)、CloudWatch アラームをテストできるようになりました。お客様は実際の障害に遭遇する前にモニタリングシステムと復旧プロセスを検証できるため、最終的にアプリケーションの耐障害性と可用性が向上します。この統合では、Amazon Kinesis Data Streams のスロットリング、内部エラー、サービス利用不可、期限切れイテレーターの例外などの Kinesis Data Streams API エラーをサポートしています。
Amazon Kinesis Data Streams は、サーバーレスデータストリーミンサービスであり、あらゆる規模のリアルタイムデータストリームをキャプチャ、処理、保存することを可能にします。お客様は、実際の Kinesis Data Stream API エラー (GET および PUT 操作の 500、503、400 エラーを含む) を発生させて、アプリケーションの耐障害性をテストできるようになりました。この機能により、これまでのようにカスタム実装を行ったり、本番環境での実際の障害を待機したりしなくても、エラー処理メカニズムの検証が可能になります。利用を開始するには、FIS コンソールから実験テンプレートを作成してテストを直接実行するか、継続的インテグレーションパイプラインにこの機能を組み込むことができます。安全性を高めるため、FIS 実験には、お客様が定義したしきい値に達するとトリガーされる自動停止メカニズムが組み込まれているため、アプリケーションの安定性を損なうことなくテストを制御できます。
これらのアクションは、FIS が提供されているすべての AWS リージョン (AWS GovCloud (米国) リージョンを含む) で一般提供されています。これらのアクションの使用方法の詳細については、Kinesis Data Streams のユーザーガイドと FIS のユーザーガイドを参照してください。