AWS Transfer Family SFTP コネクタが VPC ベースの接続のサポートを開始

投稿日: 2025年10月14日

AWS Transfer Family SFTP コネクタが Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC) 経由でリモート SFTP サーバーに接続できるようになりました。これにより、VPC で既に定義済みのセキュリティコントロールとネットワーク設定を活用しながら、プライベートとパブリックのどちらでホストされていようと、あらゆる SFTP サーバーが Amazon S3 とファイルを転送できるようになります。SFTP 経由のファイル転送に NAT ゲートウェイの帯域幅を利用することで、転送パフォーマンスを向上させ、リモートファイアウォールとの互換性を確保できます。

AWS Transfer Family は、SFTP、FTP、FTPS、AS2、およびウェブブラウザベースのインターフェイスを介したフルマネージド型のファイル転送を提供します。Transfer Family SFTP コネクタを使用して、VPC からでなければアクセスできない SFTP サーバーに接続できるようになりました。これには、オンプレミスシステム、プライベートネットワークで共有される外部サーバー、VPC 内サーバーが含まれます。VPC の CIDR 範囲の IP アドレスを提示して IP コントロールとの互換性を保つことができます。また、インターネット経由で接続する場合に、NAT ゲートウェイ経由の大規模転送でより高い帯域幅を実現できます。すべての接続が、AWS Transit Gateway、集中型ファイアウォール、トラフィック検査ポイントなど、VPC の既存のネットワークコントロールとセキュリティコントロールを介してルーティングされるため、データセキュリティ要件を満たすのに役立ちます。

VPC ベースの接続の SFTP コネクタサポートは、一部の AWS リージョンで利用できます。ご利用開始にあたっては、AWS Transfer Family コンソールにアクセスするか、AWS CLI/SDK を使用してください。詳細については、AWS ニュースブログまたは Transfer Family ユーザーガイドをご覧ください。