Amazon RDS ブルー/グリーンデプロイが Aurora Global Database のサポートを開始

投稿日: 2025年11月14日

Amazon RDS ブルー/グリーンデプロイで、Aurora Global Database のより安全、シンプル、かつ高速なアップデートがサポートされるようになりました。数回クリックするだけで、プライマリリージョンとすべてのセカンダリリージョンを含む、本番環境 (ブルー) の Aurora Global Database と、ミラーリングしたステージング (グリーン) 環境を作成できます。ステージング環境を新しい本番環境に移行する準備ができたら、ブルー/グリーンのスイッチオーバーを実行します。このオペレーションにより、プライマリリージョンとすべてのセカンダリリージョンがグリーン環境に移行され、アクティブな本番環境として機能するようになります。アプリケーションは設定変更なしですぐにグリーン環境にアクセスできるため、運用オーバーヘッドを最小限に抑えることができます。

Global Database を使用すると、単一の Aurora クラスターを複数の AWS リージョンにまたがって構築できるため、1 つのリージョンで障害が発生した場合でもアプリケーションのディザスタリカバリが可能になり、グローバルに分散されたアプリケーションのローカル読み取りを高速化できます。今回のリリースにより、メジャーバージョンとマイナーバージョンのアップグレード、OS アップデート、パラメータ変更、インスタンスタイプの検証、スキーマ変更といった重要なデータベースオペレーションを、最小限のダウンタイムで実行できるようになります。ブルー/グリーンのスイッチオーバー中、Aurora はクラスター、インスタンス、エンドポイントの名前を元の本番環境に合わせて自動的に変更するため、アプリケーションは変更を加えることなく動作を継続します。この機能は、AWS マネジメントコンソール、SDK、または CLI を使用して利用できます。

この機能は、Aurora Global Database 構成をサポートする Amazon Aurora MySQL 互換エディションおよび Amazon Aurora PostgreSQL 互換エディションの各バージョンで、すべての商用 AWS リージョンと AWS GovCloud (米国) リージョンで利用できます。

ブログの手順に従って、RDS ブルー/グリーンデプロイを使用した次回の Global Database アップグレードの計画を開始してください。詳細については、ドキュメントをご覧ください。