Amazon EC2 インスタンスで関数を実行できる AWS Lambda マネージドインスタンスを発表

投稿日: 2025年11月30日

AWS Lambda マネージドインスタンスで、Lambda のシンプルな運用を維持しながら、Amazon EC2 インスタンスで Lambda 関数を実行できます。Lambda マネージドインスタンスを使用すると、インフラストラクチャを管理しなくても、専用のコンピューティング設定にアクセスし、EC2 の料金面でのメリットを利用してコスト効率を高めることができます。

Lambda マネージドインスタンスは、インスタンスのライフサイクル、OS とランタイムのパッチ適用、組み込みルーティング、負荷分散、設定可能なパラメータに基づく自動スケーリングなどの、すべてのインフラストラクチャタスクを全面的に管理するため、ユーザーはコードの作成に集中できます。この運用上のシンプルさは、豊富な EC2 インスタンスカタログにも及んでいて、AWS Graviton4 などの最新世代のプロセッサや高帯域幅ネットワーキングオプションを利用できます。各実行環境内で並行してリクエストを処理できるため、リソースの使用率を最大化し、コストパフォーマンスを向上させることができます。

Lambda マネージドインスタンスは、特殊なハードウェア構成を必要とするお客様や、Lambda のサーバーレスエクスペリエンスを維持しながらコストを最適化したいと考えている安定した状態のワークロードまたは予測可能なワークロードがあるお客様に最適です。Compute Savings Plans やリザーブドインスタンスなどの EC2 料金モデルを活用することで、コストをさらに改善できます。

使用を開始する操作は単純です。コンソールやお好みの IDE などの使い慣れた開発ワークフローを使用した機能の構築を続行できます。まず、VPC 設定、オプションのインスタンス要件、スケーリングポリシーなどの、コンピューティングの優先事項を定義するキャパシティプロバイダーを作成します。次に、AWS Lambda コンソール、API、または Infrastructure as Code (IaC) ツールを使用して Lambda 関数をキャパシティプロバイダーにアタッチします。Lambda マネージドインスタンスは、Amazon CloudWatch、AWS X-Ray、AWS Config などのすべての Lambda イベントソースおよびツールとシームレスに統合されます。Java、Node.js、Python、.NET ランタイムの最新バージョンがサポートされます。

Lambda マネージドインスタンスは現在、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (東京)、欧州 (アイルランド) の各リージョンで利用できます。詳細については、リリースに関するブログAWS Lambda マネージドインスタンスのドキュメントをご覧ください。