AWS が複数組織の請求とコスト管理のための Billing Transfer を発表

投稿日: 2025年11月19日

本日、AWS は Billing Transfer を発表しました。これは、お客様が複数の AWS Organizations にわたって請求書を一元的に管理および支払いできるようにする新機能です。

Billing Transfer を使用すると、複数の組織環境で事業を行っているお客様は、単一の管理アカウントを指定して、請求書の収集、支払い処理、詳細なコスト分析など、複数の組織の請求書を一元的に管理および支払うことができます。

Billing Transfer を使用すると、請求およびコスト管理業務の効率と拡張性が向上すると同時に、個々の管理アカウントが組織に対して完全なセキュリティ上の自律性を維持できるようになります。独自の料金情報を保護するために、Billing Transfer は AWS Billing Conductor と統合されています。この統合により、請求管理者は AWS Organizations におけるコストデータの表示方法を制御し、複数の AWS Organizations にわたる高度なコスト配分戦略を実装できます。AWS Billing Transfer のお客様は、AWS マネージド型料金プランを選択した場合、AWS Billing Conductor を使用しても費用はかかりません。カスタマーマネージド型料金プランを選択した場合は、AWS Organization ごとに 50 USD の手数料がかかります。AWS では、2026 年 5 月 31 日まで Billing Transfer の無料トライアルを提供しています。この期間中は、Billing Conductor の AWS マネージド型料金プランとカスタマーマネージド型料金プランの両方を無料でご利用いただけます。2026 年 6 月 1 日以降、Billing Transfer をご利用のお客様は、カスタマーマネージド型料金プランが紐付けられている AWS Organizations の数に基づいて請求されます。

Billing Transfer を使用せずに Billing Conductor のみをご利用の場合は、ご利用の料金プランの種類に関わらず、アカウントごとの標準料金モデルが適用されます (料金の詳細をご覧ください)。

Billing Transfer は、GovCloud、中国 (北京) および中国 (寧夏) リージョンを除くすべてのパブリック AWS リージョンでご利用いただけます。
Billing Transfer を使用して複数組織環境全体の請求とコスト管理を一元化する方法の詳細については、Billing Transfer 製品ページAWS 請求ドキュメントAWS コスト管理ドキュメントニュースブログをご覧ください。