AWS が Supplementary Packages for Amazon Linux を発表

投稿日: 2025年11月18日

本日、AWS は Supplementary Packages for Amazon Linux (SPAL) の一般提供を発表しました。これは、デベロッパーとシステム管理者が Amazon Linux 2023 (AL2023) と互換性のある何千ものビルド済みの EPEL9 パッケージに簡単にアクセスできる専用リポジトリです。Amazon Linux は AWS 上で実行される無数のアプリケーションの基盤として機能しますが、デベロッパーはしばしばソースコードからパッケージをビルドする処理に長い時間を取られます。この問題を解決するため、SPAL では、AL2023 環境で作業するチームの開発ワークフローを加速する、すぐに使えるパッケージを提供します。

SPAL を使用すると、開発チームはデプロイ時間を大幅に短縮し、パッケージのコンパイルではなくコアアプリケーションの開発に集中できます。このソリューションが特に有用なのは、ソースからのビルドを行うオーバーヘッドなしで、本番環境のワークロード向けに信頼性の高いパッケージを必要とする DevOps エンジニア、システム管理者、デベロッパーです。SPAL パッケージはコミュニティが管理する EPEL9 プロジェクトから派生しており、アップストリームで利用可能になったセキュリティパッチが AWS から提供されています。AWS は引き続き、Amazon Linux 2023 GitHub リポジトリでお客様からいただくフィードバックに基づいてリポジトリを拡張していきます。

Supplementary Packages for Amazon Linux (SPAL) は、AWS GovCloud (米国) リージョンと中国を含むすべての AWS 商用リージョンでご利用いただけます。

はじめに SPAL リポジトリで利用可能なパッケージを確認し、Amazon Linux 2023 用の SPAL リポジトリを含むようにパッケージ管理設定を更新してください。この機能の詳細については、SPAL FAQ または AWS ドキュメントをご覧ください。