Amazon Bedrock AgentCore Runtime が双方向ストリーミングのサポートを開始
Amazon Bedrock AgentCore Runtime は双方向ストリーミングをサポートするようになりました。これにより、エージェントは会話の中断やコンテキストの変化に対応しながら、同時に聞き取りと応答を行うリアルタイムの会話が可能になります。この機能により、対話全体を通してコンテキストが維持される継続的な双方向のコミュニケーションが可能になり、会話の摩擦が解消されます。
従来のエージェントは、ユーザーが応答し終わるまで待ってから説明や訂正を行う必要があり、特に音声アプリケーションでは、会話の流れを断ち切り、不自然に感じるような停止と開始を繰り返す対話が発生していました。双方向ストリーミングは、継続的なコンテキスト処理を可能にすることでこの制限に対処します。これにより、音声エージェントは、ユーザーが会話の途中で中断、説明、方向転換を行うことができる自然な会話体験を提供できると同時に、応答性の向上によるテキストベースの対話を強化できます。AgentCore Runtime に組み込まれているこの機能により、リアルタイムストリーミング機能を構築するために必要だった数か月にわたるエンジニアリング作業が不要になり、デベロッパーは複雑なストリーミングインフラストラクチャの管理に煩わされることなく、革新的なエージェントエクスペリエンスの構築に集中できます。
この機能は、Amazon Bedrock AgentCore Runtime が利用可能なすべての 9 つの AWS リージョン (米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (ムンバイ)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (東京)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (アイルランド)) でご利用いただけます。
AgentCore Runtime 双方向ストリーミングの詳細については、ブログを読み、AgentCore のドキュメントにアクセスしたりしてください。使用を開始するには、AgentCore スターターツールキットをご利用ください。AgentCore Runtime の従量制料金では、エージェントの実行中に消費されたアクティブなリソースに対してのみ支払いが発生し、アイドル時間に対する費用や初期費用はかかりません。