Amazon Bedrock が API サポートを拡張し、OpenAI モデル向けのクロスリージョン推論を導入

投稿日: 2026年8月17日

Amazon Bedrock では、bedrock-runtime エンドポイント上の OpenAI GPT-5.6 モデル (Sol、Terra、Luna) がサポートされるようになり、Responses API、Converse API、Chat Completions API を利用できるようになりました。また、クロスリージョン推論のサポートも追加され、Global および Geo クロスリージョン推論を使用することで、より高いスループットを利用し、推論コストを抑えることができます。  

クロスリージョン推論では、複数の AWS リージョンにわたるキャパシティをお客様自身で管理することなく、推論リクエストが複数のリージョンへ自動的にルーティングされ、スループットが向上します。Geo クロスリージョン推論では、事前定義された地理的範囲内でリクエストがルーティングされます。今回のリリースでは、新たに米国 Geo (US CRIS) もサポートされました。これにより、データ処理をその地理的範囲内で維持しながらスケールできます。一方、Global クロスリージョン推論では、モデルを利用できる商用 AWS リージョンからリクエストが処理されるため、Bedrock のキャパシティを最も広範囲に利用でき、需要の急増時にも最も高いスループットを得られます。また、OpenAI モデルでは Global 推論のトークンあたりの料金が、リージョン内推論や Geo 推論より低く設定されているため、コストも抑えられます。今回のリリースでは、API のサポートも拡張されました。bedrock-runtime エンドポイントで、Responses API、Chat Completions API、Converse API を使用して OpenAI GPT モデルを利用できます。これらの OpenAI ネイティブ API も bedrock-runtime で利用できるようになったため、Bedrock の他のモデルで使用している既存のアカウントレベルのコントロールをそのまま適用できます。使用状況は Bedrock のモデル呼び出しログに記録され、Amazon S3 または Amazon CloudWatch Logs に配信できます。また、Amazon CloudWatch メトリクスでは、呼び出し回数、トークン数、レイテンシー、スロットル、エラーを確認できます。さらに、AWS Cost Explorer と AWS Cost and Usage Report では内訳を確認できるため、モデルごとに支出を把握できます。

OpenAI モデル向けのクロスリージョン推論は、Amazon Bedrock で OpenAI モデルが提供されているすべての AWS リージョンで利用できます。使用を開始するには、Amazon Bedrock ユーザーガイドで GPT-5.6 (Sol、Tera、Luna) のモデルカードを確認してください。