Amazon CloudWatch がアラームのウォームアップ期間のサポートを開始
Amazon CloudWatch では、メトリクスアラームとログアラームにウォームアップ期間を設定できるようになりました。これにより、アラームの作成後、設定した時間だけアラームの評価を遅らせることができます。そのため、新しいリソースやサービスが起動してメトリクスの発行を開始するまでの間に、データが欠落することで生じるノイズを軽減できます。例えば、CI/CD パイプラインを通じて新しいマイクロサービスとそのアラームをまとめてプロビジョニングするチームは、ウォームアップ期間を設定できます。これにより、サービスがまだ起動中でメトリクスを発行していない間に、アラームがオンコールエンジニアを呼び出すことがなくなります。
これまでは、元になるメトリクスにまだデータが記録されていない段階でアラームを作成すると、CloudWatch は「欠落データの処理」設定に従ってアラームを直ちに評価していました。新しくデプロイしたアプリケーションやサービスなど、メトリクスの発行開始までに時間がかかるリソースでは、起動中に欠落データを基にアラームの状態が遷移してアクションが実行され、不要な通知が発生するおそれがありました。ウォームアップ期間を使用すると、起動中の評価を保留する方法を 2 つから選べるため、この問題を解消できます。1 つは、評価を開始するまで、設定した一定の時間だけ待機する方法です。もう 1 つは、アラームの評価ウィンドウを満たすだけのデータがメトリクスに実際に蓄積された時点で、CloudWatch が自動的に評価を開始する方法です。
ウォームアップ期間は、アラームの作成時または更新時に WarmUpConfiguration パラメータを使用して設定します。ウォームアップ時間は 1 分から 2,880 分 (2 日間) の範囲で指定します。デフォルトでは、評価ウィンドウを満たすだけのデータが揃った時点でウォームアップを早めに終了し、評価を開始します。また、評価を開始する前に、設定した時間を最後まで待機するようアラームを設定することもできます。
ウォームアップ期間は、Amazon CloudWatch が提供されているすべての AWS リージョンでご利用いただけます。標準の CloudWatch アラーム料金以外に追加料金はかかりません。
使用を開始するには、Amazon CloudWatch ユーザーガイドの「Alarm warm-up periods」および「Create an alarm that uses a warm-up period」を参照してください。