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コミュニティ通信

AWS スキル向上 × コミュニティで広がる可能性  ~ 学びの場を活かす方法

2025-01-06 | Author : 伊藤 博美 (AWS Community Hero)

はじめに

AWS を活用して新しいプロジェクトに挑戦したい、スキルをさらに向上させたいと考えたことはありませんか ?

資格取得学習や業務を通じて自己研鑽による挑戦をすること以外に、ここではコミュニティや仲間の存在がどれほど重要な役割を果たすかを実体験に基づいて感じたことや学んだことをお伝えしたいと思います。


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背景・課題

日々の業務や個人学習では、スキルアップに限界を感じることがあります。
私自身もAWSのスキルを習得しようと努力する中で自身だけの世界で閉じずこの課題を自身が運営するハンズオンやワークショップを主体としたコミュニティ JAWS-UG DE&I にも反映し、私以外にも学びの場と新たな出会いの場を作ることで新たな発見と価値を得ることができています。

今回の記事では個人的に進めているサーバーレス EC サイト構築について触れますが、本当に重要なのは、コミュニティや仲間と共に学ぶことで、新たなスキルや可能性が広がるという点です。

やりたいこと・やったこと

「サーバーレスな EC サイト構築」

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突然ですが私は旅が好きでよく色々なところに出かけます。いつか自身のこの経験で EC サイトを作りたいと思っていたこともあり、大好きなサーバーレスな仕組みで EC サイトを作ることにしました。

その名も「旅と AI とハッピーを届ける EC サイト」です。デジタル商材と旅で出会ったハッピーなものを販売します。販売と言っても趣味なので形だけの金額になります。

SaaS の EC サイトには素晴らしいサービスがあり、簡単に構築することができます。
ですが、AWS やその周辺のテクノロジーが好きな私としてはオリジナルなサーバーレスな EC サイトを作って運営しようと思ったのです。

そして、この学びを自身のものだけにするのではなく、コミュニティにも共有し、先駆者の経験も取り入れた形で実装に挑むことにしました。

使用している AWS サービス

  • Amazon Route 53

  • AWS Amplify

  • AWS Step Functions

  • Amazon Event Bridge

  • AWS Lambda

  • Amazon DynamoDB

  • Amazon SNS

将来的に

・公開する時には認証系やセキュリティ周り、細かなチューニングをして運用にのせる
・Amazon Bedrock を使いチャットBotを入れたり自動に会話が楽しめる機能も入れる予定

結果、構想だけあったやりたかった自分の EC サイトをサーバーレスで着手することができ、コミュニティに背中を押してもらえたことが何よりもよかったです。



「コミュニティがあるからチャレンジできる」

JAWS-UG DE&I では DE&I 思想 (多様性 - Diversity、公平性 - Equity、包摂性 - Inclusion) を大切にし、ハンズオンやワークショップをメインとした勉強会を定期的に開催しています。今回の題材にさせていただいたのは、友人でありコミュニティ仲間の 岡本さんのワークショップ記事 と勉強会によるメンター協力をしていただきました。本当に感謝しています。ちなみに、このコミュニティでは話すハードルを下げ、コミュニケーションを重視してハンズオンを行うため、毎回自己紹介タイムを設けています。また、別の登壇機会へのステップとなるよう、ハンズオン後に発表の場も設け、多様性を意識した活動を行っています。初めて参加する人も初学者もベテランも、年齢も性別も国も関係ない、コミュニティでは皆同じ目線で楽しみながら学べる世界を作っています。

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JAWS-UG DE&I 運営メンバー : 伊藤、どりぃ、西橋、泉、新宅

最後に

個人学習では今一歩踏み出せなかったチャレンジがコミュニティの技術勉強会や仲間のおかげで得ることができます。仕事に関わるプロジェクトの完成度を高めるだけでなく、自分自身のスキル向上にも繋がることや普段使わないサービスに触れるきっかけ、刺激にもなる機会になります。何よりも黙々と一人でやるよりも多くの意見を吸収して学ぶことはとても楽しいです。

こういうことがやりたい、とコミュニティメンバーに相談することでワークショップが実現できます ! 皆さんもやりたいことや挑戦したいことがあるなら恥ずかしがらずにコミュニティで誰かに相談して、その体験をシェアしてみませんか。

AWS やその周辺テクノロジーに関心があるなら、ぜひコミュニティを活用してみてください。新しい学びとつながりが、次のステップを切り拓いてくれるはずです。コミュニティでお会いできることを楽しみにしています !

筆者プロフィール

伊藤 博美

デロイトトーマツコンサルティング合同会社 Senior Consultant
AWS Community Hero / AWS Samurai 2017

2014 年より AWS のユーザーグループリーダーとして活動を始めました。それ以来、日本だけでなくグローバルに活動し続けています。また、女性グループ、DEI を大切にしたグループやグローバルコミュニティを立ち上げ、新しい参加者や登壇者のための包括的な場を育み、熱意を持って精力的に取り組んでいます。

Casual portrait of a woman wearing red glasses and a red sweater, with shoulder-length wavy hair, touching her hair and looking at the camera.