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アマゾンデータゾーンサービスレベルアグリーメント

最終更新: 2023 年 10 月 2 日

本アマゾンデータゾーンサービスレベルアグリーメント (「SLA」) は、アマゾンデータゾーン (“データゾーン”) の利用にあたって適用される方針であり、データゾーンを利用する各アカウントに個別に適用される。本 SLA の契約条件と、AWS カスタマーアグリーメントまたは利用者による本サービスの利用に適用される当社と利用者との間の他の契約(「本件契約」)の契約条件との間に齟齬がある場合は、かかる齟齬の範囲に関してのみ、本 SLA の契約条件が適用される。本 SLA において使用する用語(英文では大文字で始まるもの)のうち、本 SLA で定義されていないものは、本件契約で定められた意味を有するものとする。

サービスコミットメント

 AWS は、データゾーンを、毎月の請求期間において、各 AWS リージョンで、99.9%以上の月間稼働率で利用可能にするために、商取引上合理的な努力を行う(「サービスコミットメント」)。データゾーンがサービスコミットメントを満たさない場合、利用者は以下のとおりサービスクレジットを受け取ることができる。

サービスクレジット

サービスクレジットは、所定の AWS リージョンの月間稼働率が以下の表に示されている範囲に該当する月次請求期間について、影響を受けたデータゾーンに対し利用者が支払った料金に対する割合として計算される。  

月間稼働率

サービスクレジット率

99.0%以上、99.9%未満

10%

95.0% 以上、99.0% 未満

25%

95.0%未満

100%

サービスクレジットは、データゾーンの利用について、当該サービスクレジット発生後に利用者に請求される支払いに対してのみ適用できる。当社は、その裁量において、可用性のない状態が発生した請求期間の支払いに利用者が使用したクレジットカードに対して、サービスクレジットを発行することができる。サービスクレジットは、利用者に対し、AWS から返金その他の支払いを受ける権利を与えるものではない。サービスクレジットは、該当する月次請求期間の当該クレジット金額が1米ドル($1 USD)を超える場合のみ適用され、発行される。サービスクレジットは譲渡できず、また他のアカウントに充当することはできない。本件契約に別段の規定がない限り、可用性のない状態または当社がデータゾーンを提供するにあたり動作異常その他の障害が生じた場合の利用者の唯一かつ排他的な救済は、本 SLA の契約条件に従いサービスクレジットを受け取ることだけである(ただし、該当する場合に限る)。 

クレジットの請求と支払いの手順

サービスクレジットを受け取るには、AWS サポートセンターでケースを開始することによってクレームを提出する必要がある。 クレジットの対象となるには、インシデントが発生してから 2 回目の請求期間の末日までに当社がクレジット請求を受領する必要があり、請求には以下を含めるものとする。
1. 件名内の「SLA Credit Request (SLA クレジット請求)」という文言。
2. サービスクレジットの請求対象となる請求期間と AWS リージョン、請求期間における当該 AWS リージョンの月間稼働率、および請求期間全体において当該 AWS リージョンの可用性が 100% 未満であった 5 分間それぞれの具体的な日時と可用性。
3. 主張する障害に関するエラーが記録されたリクエストログ (これらのログ内の極秘または機密情報は、削除するかアスタリスク (*) に置き換えること)。
当社がかかるクレジット請求の月間稼働率を確認し、それがサービスコミットメント未満である場合は、クレジット請求が行われた月の翌請求期間内に、当社が利用者にサービスクレジットを発行するものとする。上記要件を満たすクレジットの請求およびその他の情報を提供しなかった場合、利用者はサービスクレジットを受け取る権利を失う。

データゾーン SLA 適用除外事由

サービスコミットメントは、データゾーンのいかなる利用不可状態、停止もしくは終了、またはデータゾーンに関するその他のパフォーマンス上の問題に対しても、それらが次の事由(総称して、「データゾーン SLA 適用除外事由」という)のいずれかに起因する場合には適用されない。(i)当社の合理的支配の及ばない要因(不可抗力事由、データゾーンの責任分界点を超えるインターネットアクセスやそれに関連する問題などを含む)、(ii)利用者の自発的な行為または不作為、(iii)AWS サイトのデータゾーンユーザーガイドに記載された忠告に従っていないこと、(iv)利用者の装置、ソフトウェア、その他の技術的な事由、(v)本件契約に従い、当社が利用者のデータゾーンを利用する権利を停止または終了したこと。当社の月間稼働率の計算に明示的に使用される要因以外の要因が可用性に影響を与えている場合には、当社はその裁量において、かかる要因を考慮してサービスクレジットを発行することができる。 

定義

  • 「可用性」は、エラーが発生することなくデータゾーンにより処理されたリクエストの割合として、5分間のインターバルごとに計算する。利用者が所定の5分間のインターバルにリクエストを行わなかった場合、そのインターバルは100%利用可能であると想定される。
  • 「エラー」とは、500または503のエラーコードが返されるリクエストをいう。
  • 所定の AWS リージョンの「月間稼働率」は、月次請求期間ごとに、当該月次請求期間におけるすべての 5 分間インターバルの可用性を平均して計算する。月間稼働率の測定では、データゾーン SLA 適用除外事由のいずれかに直接的または間接的に起因するダウンタイムを除外する。
  • 「リクエスト」とは、データゾーンのリソース (コンソールまたはデータポータル)をウェブサイトページに読み込むこと、またはデータゾーン APIs を起動することをいう。
  • 「サービスクレジット」とは、対象となるアカウントにクレジットされることのある、上記の規定により計算されたドル建てのクレジットをいう。