2025 年 11 月 13 日に、AWS は Amazon Elastic Transcoder のサポートを終了します。2025 年 11 月 13 日以降、Amazon Elastic Transcoder コンソールまたは Amazon Elastic Transcoder リソースにアクセスできなくなります。詳細については、移行に関するブログ記事をご覧ください。
AWS Elemental MediaConvert は、包括的で高度な変換機能を提供する新しいファイルベースの動画変換サービスで、オンデマンドのレートは 0.0075 USD/分からスタートします。続きを読む。
既に Amazon Elastic Transcoder を使用していますか。 ステップバイステップの手順とプリセットを変換するスクリプトを含むこのガイドを使用して、MediaConvert に簡単に移行できます。
Amazon Elastic Transcoder はクラウドのメディア変換サービスです。高度なスケーラビリティ、使いやすさ、高い費用効率性を実現する設計で、開発者や企業は、メディアファイルをその元のソース形式からスマートフォン、タブレット、PC などのデバイスで再生可能できるバージョンに変換 (トランスコード) できます。
- Amazon Elastic Transcoder がクリップステッチングのサポートを追加
- アジアパシフィック (ムンバイ) リージョンで Amazon Elastic Transcoder が利用可能に
- Amazon Elastic Transcoder から Amazon CloudWatch にオペレーションメトリクスをパブリッシュすることが可能に
- アジアパシフィック (シドニー) リージョンで Amazon Elastic Transcoder が利用可能に
- Amazon Elastic Transcoder が WAV のサポートを追加
- Amazon Elastic Transcoder が MPEG-DASH をサポート
- Amazon Elastic Transcoder が VP9 のサポートを追加
Amazon Elastic Transcoder では、メディアトランスコーディングプロセスのあらゆる側面を透過的かつ自動的に管理します。ソフトウェアの管理、ハードウェアのスケーリング、パフォーマンスの調整、その他の変換インフラストラクチャの管理作業は不要です。変換「ジョブ」は、ソースメディアファイルの場所と変換方法を指定するだけで作成できます。また、Amazon Elastic Transcoder には一般的な出力形式のトランスコーディングプリセットが用意されているので、特定のデバイスに最適な設定を考える必要はありません。これらの機能はすべて、サービス API、AWS SDK、および AWS マネジメントコンソールから利用できます。
他のアマゾン ウェブ サービス製品と同様に、Amazon Elastic Transcoder の使用にあたって契約や月単位の支払いは不要です。トランスコーディングの分数と、コンテンツの解像度に応じてのみ課金されます。
Amazon Elastic Transcoder は簡単に使用できるように設計されています。AWS マネジメントコンソール、サービス API、または SDK を使って操作を開始できます。システムトランスコーディングプリセットを使えば、初めてでも簡単に適切なトランスコーディング設定を使用できます。さまざまなデバイス (スマートフォンやタブレットなど) で再生可能なメディアファイルを作成できる定義済みプリセットの他、特定のデバイス (Amazon Kindle Fire HD や Apple iPod touch など) での再生用に最適化されたメディアファイルを作成できるプリセットも用意されています。HLS、Smooth、または MPEG-DASH プロトコルを使用して対応デバイスに配信するための、セグメント化されたファイルとプレイリストを作成することもできます。トランスコーディングを必要とするアプリケーションを構築する開発者は、AWS SDK for Java、.NET、Node.js、PHP、Python、Ruby、および新しい AWS コマンドラインインターフェイスを使用できます。
Amazon Elastic Transcoder は、メディアトランスコーディングのワークロードに応じて、シームレスにスケールするよう設計されています。Amazon Elastic Transcoder は、大量のメディアファイルや巨大なサイズのファイルを処理できるよう設計されています。トランスコーディングパイプラインを使えば、複数の変換を並行処理できます。Amazon Elastic Transcoder は Amazon S3、Amazon EC2、Amazon DynamoDB、Amazon Simple Workflow (SWF)、Amazon Simple Notification Service (SNS) といった他のアマゾン ウェブ サービスを活用することで、スケーラビリティと信頼性を提供しています。
Amazon Elastic Transcoder の料金モデルはコンテンツの再生時間をベースとしており、トランスコーディングの対象メディアの出力の長さ (分単位) に基づき課金されます。例えば、ビデオ変換後の出力が 30 分である場合は、30 分の変換処理に対して課金されます。同様に、30 分の入力ファイルから 20 分のビデオクリップを作成する場合、20 分の変換処理に対して課金されます。または、5 分の入力ファイル 2 つをつなぎ合わせて 10 分の出力ファイルを 1 つ作成する場合、10 分のトランスコーディングに対して課金されます。Amazon Elastic Transcoder には基本料金、月単位のコミットメント、長期契約などはありません。
Amazon Elastic Transcoder を使えばクラウドベースの分散環境で変換ソフトウェアを管理する必要はなく、コンテンツに集中することができます。システムのスケーリングや運用、コーデックの更新作業の管理はサービス側で行います。Amazon のサービス API や SDK と組み合わせると、Amazon Elastic Transcoder を使用するメディアソリューションを簡単に構築できます。
メディアアセットはサービス利用者の Amazon S3 バケットに保存され、アクセスは IAM ロールを通じて許可されるため、コンテンツはサービス利用者がコントロールできます。このため、セキュリティを犠牲にすることなく、現在のセキュリティやアイデンティティフレームワークにシームレスに組み込むことが容易です。Amazon Elastic Transcoder を構築するにあたり、他のアマゾン ウェブ サービスを構築することで得られたセキュリティのベストプラクティスを活用しています。AWS のセキュリティの詳細については、AWS セキュリティセンターを参照してください。MPAA のベストプラクティスなど、コンプライアンスの詳細については、「AWS コンプライアンス」を参照してください。
Amazon Elastic Transcoder、Amazon S3、Amazon CloudFront を使用して、コンテンツを保存、トランスコーディング、配信できます。Amazon Elastic Transcoder で CloudFront 配信用に S3 アクセス許可を設定すれば、Amazon Elastic Transcoder でコンテンツをトランスコーディングして、CloudFront により複数の出力動画をプログレッシブダウンロードまたは適応ビットレートストリーミング (HLS、Smooth、または MPEG-DASH) 経由で配信する作業を、1 ステップで簡単に処理できます。
Amazon Elastic Transcoder は、AWS でエンドツーエンドのメディアソリューションを作成するための、重要なメディア構築ブロックです。例えば、Amazon Glacier を使用してマスターコンテンツを保存し、Amazon Elastic Transcoder を使用してマスターコンテンツを配信用のレンディションに変換して Amazon S3 に保存し、Amazon CloudFront を使用してこのようなレンディションをインターネット経由で大規模にストリーミングし、CloudWatch を使用してトランスコーディングワークフローの状態をモニタリングできます。