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Amazon Lightsailインスタンスおよびブロックストレージサービスレベルアグリーメント

最終更新:2022年5月20日

本Amazon Lightsailインスタンスおよびブロックストレージサービスレベルアグリーメント(「本SLA」)は、対象サービス(以下に記載)の利用に適用される方針であり、対象サービスを利用する各アカウントに対して個別に適用される。本SLAの契約条件と、AWS カスタマーアグリーメントまたは利用者による本サービスの利用に適用される当社と利用者との間の他の契約(「本件契約」)の契約条件の間に齟齬がある場合は、かかる齟齬の範囲に関してのみ、本SLAの契約条件が適用される。本SLAにおいて使用する用語(英文では大文字で始まるもの)のうち、本SLAで定義されていないものは、本件契約で定められた意味を持つものとする。

対象サービス

  • Amazon Lightsailインスタンス(「Lightsailインスタンス」)
  • Amazon Lightsailブロックストレージ(「Lightsailストレージ」)

SLA

AWSは、対象サービスに関して以下の2つのSLAコミットメントを用意している。(1)複数のAZまたはリージョンに配備される対象サービスに適用されるリージョンレベルSLA、および、(2)Amazon LightsailインスタンスとLightsailストレージに個別に適用されるインスタンス/ボリュームレベルSLA。

LightsailリージョンレベルSLA

対象サービスが同一リージョン内の2つ以上のAZ(特定のリージョンにAZが1つしかない場合には少なくとも2つのリージョン)で同時に配備される場合、AWSは、毎月の請求期間において、各AWSリージョンの各対象サービスを、以下の表に示す月間稼働率で利用可能にするため、商業上合理的な努力を行う(「LightsailリージョンレベルSLA」)。

月間稼働率 サービスクレジット率
99.0%以上、99.99%未満
10%
95.0%以上、99.0%未満
30%
95%未満  100% 

Lightsailインスタンス/ボリュームレベルSLA

個々のLightsailインスタンス(「シングルLightsailインスタンス」)について、AWSは、毎月の請求期間において、以下の表に示すインスタンスレベル稼働率でシングルLightsailインスタンスを利用可能にするため、商業上合理的な努力を行う(「LightsailインスタンスレベルSLA」)。

Lightsailインスタンスレベル稼働率 サービスクレジット率
99.0%以上、99.5%未満
10%
95.0%以上、99.0%未満
30%
95.0%未満  100% 

個々のLightsailストレージボリューム(「シングルLightsailボリューム」)について、AWSは、毎月の請求期間において、以下の表に示すボリュームレベル稼働率でシングルLightsailボリュームを利用可能にするため、商業上合理的な努力を行う(「LightsailボリュームレベルSLA」)。

Lightsailボリュームレベル稼働率 サービスクレジット率
99.0%以上、99.9%未満
10%
95.0%以上、99.0%未満
30%
95%未満  100% 

サービスクレジット

サービスクレジットは、リージョンレベルSLA、LightsailインスタンスレベルSLAまたはLightsailボリュームレベルSLAが満たされなかった、影響を受けたAWSリージョンにおける個々の対象サービスの月額請求額の定率として計算される。

サービスクレジットは、Amazon Lightsailについて今後請求される支払いに対してのみ適用できる。当社はその裁量において、利用不可状態が発生した請求期間の支払いの際に利用者が使用したクレジットカードに対して、サービスクレジットを発行することができる。サービスクレジットは、利用者に対し、AWSから返金その他の支払いを受ける権利を与えるものではない。サービスクレジットは、該当する月次請求期間のクレジット金額が1米ドル($1 USD)を超える場合のみ適用され、発行される。サービスクレジットは譲渡できず、また他のアカウントに充当することはできない。本件契約に別段の規定がない限り、Amazon Lightsailの提供において、当社による利用不可状態、パフォーマンスの不実行、その他不履行が生じた場合、利用者の唯一かつ排他的な救済は、本SLAの契約条件に従いサービスクレジット(該当する場合)を受け取ることである。

クレジットの請求および支払手続

サービスクレジットを受け取るには、AWSサポートセンターでケースを作成することにより、請求(リクエスト)を提出する必要がある。 特定のインスタンスまたはボリュームについて、LightsailリージョンレベルSLAまたはLightsailインスタンス/ボリュームレベルSLAに基づく請求を結合すること、または重複して行うことはできない。対象となるには、インシデント発生後、2回目の請求期間の末日までに、LightsailリージョンレベルSLAまたはLightsailインスタンス/ボリュームレベルSLA(いずれか該当するもの)に関して以下に指定する情報を添えてリクエストを当社に提出しなければならない。

1. 件名に「Amazon Lightsail SLA Credit Request(Amazon Lightsail SLAクレジットリクエスト)」という文言
2. 利用者が請求する各利用不可インシデントの日時
3. 影響を受けた対象サービスのリソースID
4. 利用者がサービスクレジットを請求する対象の請求期間およびAWSリージョン
5. エラーを記録し、利用者が主張する停止を裏付けるリクエストログ

**これらのログ内の機密情報または機微性の高い情報は、削除するか、アスタリスク(*)で置き換えること**

適用されるSLAに基づく請求を当社が確認した場合、当社は、利用者のリクエストを当社が確認した月の翌請求期間内に利用者にサービスクレジットを発行する。上記要件を満たす必要情報およびその他の情報を提供しなかった場合、利用者はサービスクレジットを受け取る権利を失う。

Amazon LightsailインスタンスおよびブロックストレージSLA例外事由

LightsailリージョンレベルSLAおよびLightsailインスタンス/ボリュームレベルSLAは、以下の場合、直接的にも間接的にも、いかなる対象サービスの利用不可状態、停止もしくは終了、またはその他の対象サービスのパフォーマンス上の問題にも適用されない。(i)不可抗力事由または該当する対象サービスの責任分界点の範囲外のインターネットアクセスもしくは関連する問題を含む、当社の合理的支配の及ばない要因に起因する、(ii)回復ボリュームの認識もしくは回復ボリュームへの切り替え、またはリソースの健全性に関する懸念への対応を怠るといった利用者の行為または不作為に起因する、(iii)利用者の装置、ソフトウェアもしくはその他のテクノロジーおよび/または第三者の装置、ソフトウェアもしくはその他のテクノロジーに起因する、(iv)リージョンの利用不可状態に起因しない個々のインスタンスまたはボリュームの障害に起因する、(v)AWSサイトのAmazon Lightsailドキュメントに記載されたガイドラインに従っていない、または制限を超過していることに起因する、または、(vi)本件契約に従った、該当する対象サービスを利用する利用者の権利の停止または終了に起因する。

当社の月間稼働率、インスタンスレベル稼働率またはボリュームレベル稼働率の計算に使用される要因以外の要因が可用性に影響を与えている場合には、当社はその裁量において、かかる要因を考慮してサービスクレジットを発行することができる。

定義

  • 「アベイラビリティゾーン」および「AZ」とは、AWSリージョン内の隔離された区分を意味し、AWSリージョンコードの後に続く1文字の識別子で特定される(例:us-west-1a)。
  • 「月間稼働率」は、該当する場合、当該月において、対象サービスのいずれかが、1つ以上のアベイラビリティゾーンで利用不可状態となっていた時間(分)のパーセンテージを100%から減じて計算する。該当する対象サービスが月の一部に対してのみ構成されていた場合、各対象サービスは、構成されていなかった月の部分に対して100%利用可能であると想定される。
  • 「インスタンスレベル稼働率」は、当該月において、シングルLightsailインスタンスが利用不可状態となっていた時間(分)のパーセンテージを100%から減じて計算する。  
  • 「ボリュームレベル稼働率」は、当該月において、シングルLightsailボリュームが利用不可状態となっていた時間(分)のパーセンテージを100%から減じて計算する。
  • 「サービスクレジット」とは、対象となるアカウントにクレジットされることのある、上記の規定により計算されたドル建てのクレジットをいう。
  • 「利用不可」および「利用不可状態」とは、以下の状態を意味する。
    • LightsailインスタンスSLAとボリュームレベルSLAについては、それぞれ、シングルLightsailインスタンスが外部と接続できない状態、またはシングルLightsailボリュームで読み取り/書き込みの入出力の実行がゼロとなり、キューに保留中の入出力が存在する状態。
    • AWS Lightsailインスタンス(シングルLightsailインスタンスを除く)に適用されるLightsailリージョンレベルSLAについては、同じAWSリージョン内の2つ以上のAZ(あるいは、AWSリージョン内にAZが1つしか存在しない場合は、そのAZと別のAWSリージョン内のAZ)に配備されているすべての稼働中のインスタンスが同時に外部との接続性を失う状態。
    • Amazon Lightsailストレージに適用されるLightsailリージョンレベルSLAについては、同じAWSリージョン内の2つ以上のAZ(あるいは、AWSリージョン内にAZが1つしか存在しない場合は、そのAZと別のAWSリージョン内のAZ)に配備されている、利用者のアタッチされたボリュームすべてで、読み取り/書き込みの入出力の実行がゼロとなり、キューに保留中の入出力が存在する状態。