Amazon Lightsailマネージドデータベースサービスレベルアグリーメント
最終更新:2022年5月4日
本Amazon Lightsailマネージドデータベースサービスレベルアグリーメント(「本SLA」)は、Amazon Lightsailマネージドデータベース(「Lightsailデータベース」)の利用に適用される方針であり、Lightsailデータベースを利用する各アカウントに対して個別に適用される。本SLAの契約条件と、AWS カスタマーアグリーメントまたは利用者による本サービスの利用に適用される当社と利用者との間の他の契約(「本件契約」)の契約条件の間に齟齬がある場合は、かかる齟齬の範囲に関してのみ、本SLAの契約条件が適用される。本SLAにおいて使用する用語(英文では大文字で始まるもの)のうち、本SLAで定義されていないものは、本件契約で定められた意味を持つものとする。
サービスコミットメント
AWSは、各高可用性データベースインスタンスを、毎月の請求期間において、99.95%以上の月間稼働率で利用可能にするため、商業上合理的な努力を行う(「サービスコミットメント」)。Lightsailデータベースがサービスコミットメントを満たさない場合、利用者は以下のとおりサービスクレジットを受け取ることができる。
サービスクレジット
サービスクレジットは、月間稼働率が以下の表に示されている範囲に該当する月次請求期間について、高可用性データベースインスタンスに対し利用者が支払った料金総額の定率として計算される。
月間稼働率 | サービスクレジット率 |
---|---|
99.95%未満 | 10% |
95.0%未満 | 100% |
サービスクレジットは、Amazon Lightsailについて今後請求される支払いに対してのみ適用できる。当社はその裁量において、利用不可状態が発生した請求期間の支払いの際に利用者が使用したクレジットカードに対して、サービスクレジットを発行することができる。サービスクレジットは、利用者に対し、AWSから返金その他の支払いを受ける権利を与えるものではない。サービスクレジットは、該当する月次請求期間のクレジット金額が1米ドル($1 USD)を超える場合のみ適用され、発行される。サービスクレジットは譲渡できず、また他のアカウントに充当することはできない。本件契約に別段の規定がない限り、Lightsailデータベースの提供において、当社による利用不可状態、パフォーマンスの不実行、その他不履行が生じた場合、利用者の唯一かつ排他的な救済は、本SLAの契約条件に従いサービスクレジット(該当する場合)を受け取ることである。
クレジットの請求および支払手続
サービスクレジットを受け取るには、AWSサポートセンターでケースを作成することにより、請求(リクエスト)を提出する必要がある。対象となるには、インシデントの発生後、2回目の請求期間の末日までに、以下の情報を添えてクレジットのリクエストを当社に提出しなければならない。
1. 件名に「SLA Credit Request(SLAクレジットリクエスト)」という文言
2. 利用者が請求する各利用不可インシデントの日時
3. 影響を受けた高可用性データベースインスタンスのLightsailデータベース名およびAWSリージョン
4. エラーを記録し、利用者が主張する停止を裏付けるリクエストログ(これらのログ内の機密情報または機微性の高い情報は削除するかアスタリスク(*)で置き換えること)
かかるクレジットリクエストに関する月間稼働率を当社が確認し、サービスコミットメント未満であった場合、当社は、リクエストが行われた月の翌請求期間内に利用者にサービスクレジットを発行する。上記要件を満たすリクエストおよびその他の情報を提供しなかった場合、利用者はサービスクレジットを受け取る権利を失う。
Amazon LightsailマネージドデータベースSLA例外事由
サービスコミットメントは、以下の場合(以下、総称して「Amazon LightsailマネージドデータベースSLA例外事由」という)、いかなるAmazon Lightsailの利用不可状態、停止もしくは終了、またはその他のAmazon Lightsailのパフォーマンス上の問題にも適用されない。(i)不可抗力事由またはAmazon Lightsailの責任分界点を超えるインターネットアクセスもしくは関連する問題を含む、当社の合理的支配の及ばない要因に起因する、(ii)利用者の行為または不作為(データベースインスタンスの再起動、コンピュートキャパシティーのスケーリング、ストレージがフルになっている際のストレージのスケーリングなし、セキュリティグループの構成ミス、VPC構成またはクレデンシャル設定の誤設定、暗号化キーの無効化または暗号化キーのアクセス不能化など)に起因する、(iii)1GB RAMのデータベースインスタンスクラスまたは同様のCPUとメモリリソース制約がある他のインスタンスクラスに属するインスタンスに起因する、(iv)AWSサイトのAmazon Lightsailドキュメントに記載されたガイドラインに従っていない、または制限を超過していることに起因する、(v)データベースクラッシュが繰り返される、またはデータベースインスタンスが動作不能になるといった現象を引き起こす、基盤となるデータベースエンジンソフトウェアに起因する、(vi)利用者のデータベースワークロードの入出力キャパシティーが不十分であるため、リカバリ時間が長くなることに起因する、(vii)利用者の装置、ソフトウェアもしくはその他のテクノロジーに起因する、または、(viii)本件契約に従った、Amazon Lightsailを利用する利用者の権利の停止または終了に起因する。
当社の月間稼働率の計算に明示的に使用される要因以外の要因が可用性に影響を与えている場合には、当社はその裁量において、かかる要因を考慮してサービスクレジットを発行することができる。
定義
- 「高可用性データベースインスタンス」とは、高可用性バンドルが選択されたMySQLまたはPostgreSQLデータベースインスタンス用Lightsailデータベースをいう。
- 既定の高可用性データベースインスタンスの「月間稼働率」は、月次請求期間において、高可用性データベースインスタンスが「利用不可状態」となっていた1分間のインターバルのパーセンテージを100%から減じて計算する。高可用性データベースインスタンスが月の一部に対してのみ実行されていた場合、高可用性データベースインスタンスは、実行されていなかった月の部分に対して100%利用可能であると想定される。月間稼働率の測定では、Amazon LightsailマネージドデータベースSLA例外事由に直接的または間接的に起因するダウンタイムを除外する。
- 「サービスクレジット」とは、対象となるアカウントにクレジットされることのある、上記の規定により計算されたドル建てのクレジットをいう。
- 「利用不可」とは、実行中の高可用性データベースインスタンスへのすべての接続要求が1分間のインターバル中に失敗することをいう。