このクイックスタートでは、ごく簡単なステップで、Docker Enterprise Edition (EE) 用に AWS アーキテクチャをセットアップし、アカウントにデプロイできます。
Docker EE は、コンピューティング、ネットワーキング、ストレージのプロバイダーにプラグイン可能なアーキテクチャと、Docker EE を既存システムに簡単に統合できるオープン API を提供します。Docker EE には、クラスター管理に対応した Docker Universal Control Plane (UCP) と Docker 画像ストレージに対応した Docker Trusted Registry (DTR) が組み込まれています。
このクイックスタートは Docker, Inc. と AWS が共同開発しました。Docker は APN パートナーです。
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構築するもの
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デプロイ方法
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コストとライセンス
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構築するもの
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このクイックスタートを使用して AWS に次の Docker EE 環境を自動的にセットアップします。
- Virtual Private Cloud (VPC) は、3 つのアベイラビリティーゾーンにまたがり、3 つのパブリックサブネットを備えています。
- DTR サービスや UCP サービスを実行する 3 つの Swarm コントローラーノード。
- Auto Scaling グループ内の Swarm ノードクラスター、つまりインスタンスへの負荷が増えるにつれて動的に拡大できるクラスター。
- 3 つの Elastic Load Balancing (ELB) ロードバランサー。3 つのロードバランサーのうち 2 つでは、UCP と DTR の管理コンソールに対するインバウンドのアクセスをサポートし、3 つ目では Swarm ノード上で実行するお客様のアプリケーションに対するアクセスをサポートします。
- ルートの認証局 (CA) をバックアップする Amazon Simple Storage Service (Amazon S3)。
- Virtual Private Cloud (VPC) は、3 つのアベイラビリティーゾーンにまたがり、3 つのパブリックサブネットを備えています。
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デプロイ方法
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デプロイメントガイドの指示に沿って、Docker EE 環境を AWS に構築します。デプロイプロセスには、以下の手順が含まれます。
- Docker のウェブサイトで登録して Docker EE トライアルライセンスを取得します。
- AWS アカウントをお持ちでない場合は、https://aws.amazon.com でサインアップしてください。
- クイックスタートを起動します。デプロイにはおよそ 20~30 分かかります。
- Docker のマニュアルの指示に沿って Docker EE を使用します。
毎日のリソースクリーンアップをセットアップし、Swarm マネージャーとワーカーノードの数量、インスタンスタイプ、エフェメラルストレージのボリュームサイズ、ボリュームタイプを設定する形で、デプロイをカスタマイズできます。
Amazon は、本ソリューションで AWS と協力した AWS パートナーとユーザーデプロイ情報を共有する場合があります。
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コストとライセンス
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このクイックスタートでは、Docker Enterprise Edition (Standard/Advanced) の 30 日間無料トライアルライセンスが必要です。
このクイックスタートリファレンスデプロイの実行中に使用した AWS のサービスのコストは、お客様が負担します。クイックスタートを使用しても追加コストは発生しません。
このクイックスタートの AWS CloudFormation テンプレートには、カスタマイズ可能な設定パラメータが含まれています。インスタンスの種類などの設定の一部は、デプロイにかかるコストに影響を与えます。コストの見積もりについては、使用する AWS の各サービスの料金ページをご覧ください。